東京裁判を知るためのおすすめ本10選(2026年)
戦争と平和、正義と責任。 「東京裁判」はこれらのテーマを私たちに問いかけ続けています。 その判決と議論は、いまも私たちの社会や国際関係に影響を与え続けています。 なぜ裁かれ、何が問われ、そして何が遺されたのか。
ここでは東京裁判に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
秘録東京裁判 (中公文庫 B 1-34 BIBLIO20世紀)
太平洋戦争後の極東国際軍事裁判(通称東京裁判) における貴重な証言と秘録を記録した一冊です。
著者は弁護団の中心人物であり、 東條英機被告の主任弁護人として裁判に関わった人物で、 裁判の不当性を指摘しています。
裁判の開始から手続き、検察側の論点、 さらには立証された事実や不可解な事件に至るまで、 裁判の舞台裏を詳細に描き出します。 また、ポツダム宣言と玉音放送の全文も収録され、 戦後の日本の運命を大きく左右した東京裁判の実態を深く理解できる内容です。
(読者の口コミより)・昭和42年(1967年)にこんな本が出ていたとは! 回想録の形式で、入門に最適の読みやすい文庫。 外せない重要文書類も文中にしっかり収録されている。
目次
終戦時の表情 東条自決 無条件降伏に非ず 裁判の開始 裁判手続き 弁護人らの関心事 検察側の想定 冒頭陳述とその批判 立証された事実 不可解な事件〔ほか〕
普及版 戦争犯罪国はアメリカだった! 英国人ジャーナリストが明かす東京裁判の虚妄
東京裁判の虚妄を打破し、戦争責任の真実を問い直す一冊です。 著者は三島由紀夫との親交を通じて、 日本人に対する覚醒を促すメッセージを送ります。
戦後の歴史を覆す視点で、 東京裁判がいかにして「創られた」裁判であったか、 また真の「A級戦犯」とは誰だったのかを明らかにします
、三島が自決の場に選んだ市ヶ谷での軍事法廷の背景に迫り、 アメリカや連合国の戦争犯罪を鋭く批判しています。
(読者の口コミより)・明治維新から日清戦争、日露戦争、 そして敗戦までがしっからつながる内容です。こういうほんを読みたかった。
目次
東京裁判こそ戦争犯罪だった 極東国際軍事裁判研究プロジェクト 三島由紀夫の『市ヶ谷事件』 アメリカによる洗脳 イエズス会の独善的な日本布教 ほか
普及版 世界が語る大東亜戦争と東京裁判 アジア・西欧諸国の指導者・識者たちの名言集
アジアや西欧の指導者・識者150名以上の証言や名言を集めた一冊です。
ハーバート・フーバー氏やネルソン・マンデラ氏、 ラダビノッド・パール氏など、 世界の著名人が大東亜戦争や東京裁判について語った言葉を通じて、 日本が直面した歴史の真実や、戦後の国際社会の動きを多角的に描き出します。
日本人が知るべき歴史観を、具体的な証言とともに学べる内容です
(読者の口コミより)・最近読んだ中では最高の名著。 外交安全保障は事態が刻々と変わるが、普遍的な戦争観・歴史観を多くの証言とともに描いている。
目次
第1部 封印された日清・日露戦争と大東亜戦争 封印された日清・日露戦争の真実 封印された大東亜戦争の真実 第2部 世界の指導者と識者が語る大東亜戦争の真実 タイ マレーシア ほか 第3部 封印された東京裁判の正体 東京裁判はいかにして成立したのか 東京裁判の正体とは何か 第4部 世界の指導者と識者が語る東京裁判の正体 インド 中国 ほか
昭和の大戦とあの東京裁判
満州事変の年に生まれ、戦中を少年として過ごした比較史家が、 連合国と日本双方の資料を用いて昭和の戦争と東京裁判を多角的に検証した一冊です。
自虐史観にも愛国主義にも偏らず、米国の日本観やインド・ビルマから見た戦争観、 戦犯裁判の報道など、複眼的な視点で歴史の実像に迫ります。 第37回正論大賞受賞作。
(読者の口コミより)・後世に残る名著
・本書は複眼史観の真骨頂
目次
あらためて「あの戦争」と東京裁判について考える 敵国日本にまつわる誤解ははたして解けたか 知日派の見方は通らず 日本占領目的達成のために あの頃の私 精神面の日本非武装化 米国の痼疾としての宣教師的偏見 適者生存の時代 米国の眼で日本を裁く 外国で日本について語る インドやビルマから見た「あの戦争」 大東亜解放 石油 ドイツと日本とインドの場合 キーナン検事と東條被告 戦犯裁判について新聞は何と言ったか 後世が下す判決 戦後民主主義世代 南北戦争の場合 戦中の検閲と戦後の検閲 東京裁判を語る平川の背景―あとがきに代えて
日本人戦犯裁判とフランス:インドシナ・サイゴン裁判・東京裁判をめぐる攻防
第二次世界大戦後に行われた日本人戦犯裁判を、 フランスとの関係から読み解く歴史研究書です。
仏領インドシナにおける日本とフランスの協力関係という複雑な背景に注目し、 サイゴン裁判や東京裁判に至る過程を追います。 戦時中には共存関係にあった両国が、戦後には裁く側と裁かれる側に分かれるという矛盾や、 その裏にある政治的思惑を具体的な事例と資料から明らかにします。
誰が裁かれ、何が裁かれなかったのかという視点から、 植民地主義の影響や戦後処理の限界にも迫ります。 戦争責任と歴史認識を考えるための一冊です。
(読者の口コミより)・本書を読んでフランスの政治的狡猾さに改めて感心せざるを得ません。 このフランス流生き方、日本も少しは学んだらどうでしょうか。
目次
はじめに 日本人戦犯裁判を読み直す 第一章 第二次世界大戦期のインドシナ―日本とフランスの「共存」 第二章 戦後インドシナをめぐる混乱と「清算」 第三章 サイゴン裁判で何が裁かれたのか 第四章 東京裁判というアリーナ―連合国と法律家たちの思惑 おわりに 植民地主義の根深さ
アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄 (祥伝社新書)
東京裁判の歴史観に対する新たな視点を提供する一冊です。
アメリカ国内で進行中の歴史観の転換に焦点を当て、 日米開戦を導いた背景にソ連のスパイ活動があったことを示す 「ヴェノナ文書」の公開を取り上げています。
アメリカの保守派には東京裁判史観に疑問を持つグループが存在し、 日本だけが悪いという一方的な評価に違和感を抱いていることがわかります。 ソ連やルーズヴェルト政権の影響を明らかにし、 アメリカの歴史観の変化とその影響を解説しています。 戦後の日本を巡る歴史認識に対する新しい理解を促す書籍です。
(読者の口コミより)・アメリカ側、ソ連側から見た開戦 と戦後処理を語る本は本書が初めて。コミンテルンの暗躍は戦後も続いている。 必読です。
目次
第1章 対日政策で対立する二つのグループ―「ウィーク・ジャパン派」と「ストロング・ジャパン派」 第2章 葬られた「告発」―「第一次」近現代史見直しの挫折 第3章 ついに公開された「ヴェノナ文書」―その衝撃と、歴史的意義とは 第4章 アメリカ共産党の「トロイの木馬」作戦―コミンテルンの巧妙な戦略転換とアメリカの変質 第5章 コミンテルンに乗っ取られたマスコミ―「反ファシズム」で新聞・出版を恫喝 第6章 日米開戦へと誘導したスパイたち―目的はひとつ「ソ連を守るため」 第7章 変わりつつあるアメリカの歴史観―現職大統領によるヤルタ協定否定の意義とは 第8章 いまも続く共産主義勢力の暗躍―オバマ大統領、謎の言動の秘密
東京裁判 上 (中公新書 244)
極東国際軍事裁判の全容を膨大な公判記録や資料、 関係者への取材をもとに詳細に描き出します。
昭和二十一年の開廷から二年半、三百七十回に及ぶ審理で 「平和・人道・戦争に対する罪」が問われ、 満州事変から太平洋戦争までの経緯や被告たちの人間像、 裁判の舞台裏まで多角的に解説。 歴史的意義と人間ドラマが詰まった一冊です。
(読者の口コミより)・東京裁判については初めてかじったが、非常にわかりやすく、全体をつかむ事ができた。 初めて東京裁判について読むにはよい本だと思う。
東京裁判の全貌 (河出文庫 た 22-2)
太平洋戦争後、日本の運命を大きく左右した東京裁判。 本書は終戦翌年から二年半にわたり開かれた国際軍事裁判の全貌を、 豊富な写真とともにわかりやすく解説しています。
満州事変から太平洋戦争に至る日本の指導者たちの戦争責任が問われ、 絞首刑七名、終身禁固十六名という判決に至るまでの過程を、 逮捕から開廷、検察・弁護両側の攻防、そして判決・処刑に至るまで克明に追跡。 平塚柾緒氏の解説を交え、戦後史に深く影を落とした裁判の実像を浮き彫りにします。
目次
第1章 国際法廷 第2章 要人逮捕 第3章 A級戦犯 第4章 開廷の攻防 第5章 検察側立証 第6章 弁護側反証 第7章 論告と最終弁論 第8章 スガモの芸術家たち 第9章 判決 第10章 処刑
東京裁判 (講談社現代新書 1924)
イデオロギーに左右されず、 実証的な視点から東京裁判の実態を掘り下げた一冊です。
戦後60年以上が経過した今も続く「裁判の是非」をめぐる論争に対し、 本書は新たに発見された史料をもとに、 冷静な検証を試みます。裁判の枠組みの成立過程から判決の背景、 戦犯釈放の経緯に至るまで詳細に解説しています。 忘れ去られつつある歴史を改めて見つめ直すための貴重な書です。
(読者の口コミより)・今の領土問題を考える前提としても必読
・私のように単語だけ知ってるという方、または全く知らない方、 興味があるならぜひ手にとって読んでみて下さい。
目次
第1章 東京裁判をどう見るか 第2章 東京裁判の枠組みはいかにして成立したのか 第3章 連合国は何を告発したのか 第4章 日本はどのように対応したのか 第5章 判決はいかにして書かれたのか 第6章 なぜ第二次東京裁判は実施されなかったのか 第7章 戦犯釈放はいかにして始まったのか 第8章 なぜA級戦犯は釈放されたのか
文学が裁く戦争──東京裁判から現代へ (岩波新書 新赤版 1996)
戦後日本文学がどのように戦争の暴力と向き合い、 法が裁けなかった罪を問い続けたかを探る一冊です。
東京裁判の終了後も、作家たちは戦争裁判のテーマを扱いながら、 時代ごとにその意味を再考し続けました。
1940年代後半から現代までの作品と作家を取り上げ、 戦争裁判を巡る文学の新たな歴史を描きます。 戦後の「B級裁判」やベトナム戦争、 経済大国としての日本の戦争裁判観まで、 文学の視点から戦争の罪と記憶の問題に迫ります。
目次
第1章 東京裁判と同時代作家たち 第2章 BC級裁判が突きつけたもの(一九五〇年代) 第3章 裁かれなかった残虐行為(一九六〇年代) 第4章 ベトナム戦争とよみがえる東京裁判(一九七〇年代) 第5章 経済大国と混迷する戦争裁判観(一九八〇年代) 第6章 記憶をめぐる法廷(一九九〇年代から二〇〇〇年代) 第7章 戦争裁判と文学の今と未来(二〇一〇年代以降)
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