明治維新について知るためのおすすめ本8選(2026年)

明治維新は日本近代史の転換点ですが、 この重要な出来事を深く掘り下げて理解するのは容易ではありません。 近年、明治維新を多角的に捉えた優れた書籍が数多く出版されています。 これらの書籍は、明治維新の背景にある政治、経済、社会、文化の変容を描き出し、 その歴史的意義を浮き彫りにしています。

ここでは明治維新を理解するためのおすすめ本を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 12 明治維新と新政府 明治時代前期

角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 12 明治維新と新政府 明治時代前期
山本 博文(監修)
発売日: 2015-06-30

角川まんが学習シリーズの明治維新編です。 12巻では明治時代前期、13巻では明治時代後期が描かれています。

12巻で戊辰戦争と明治維新、富国強兵への道、 新政府の外交、西南戦争など、 明治時代前期の歴史に焦点を当てています。

活字よりもマンガの方が好きな方や、 ざっくりと歴史の流れを把握したい方におすすめの一冊です。

(読者の口コミより)

・中学生と小学生の子供のために購入しましたが、大人にも読みやすくオススメです。 明治維新から西南戦争にかけての内容が分かりやすく書かれています。

目次

第1章 戊辰戦争と明治維新
 王政復古の大号令
 戊辰戦争、始まる
 江戸城無血開城
 明治維新

第2章 富国強兵への道
 版籍奉還と廃藩置県
 四民平等と文明開化
 学問ノスゝメ―学制の公布
 徴兵令と地租改正

第3章 新政府の外交
 富岡製糸場、できる
 岩倉使節団の派遣
 欧米諸国との格差
 征韓論をめぐる対立

第4章 西南戦争―維新の終わり
 沖縄県の設置と北海道の開拓
 清・朝鮮との関係―国境確定
 士族の反乱
 西郷隆盛と西南戦争

もーっと歴史が分かる!わくわく特別授業
 調べて納得「日本初の鉄道開通」
 ここに注目「通信手段の歴史」
 おしえて!先生
 Q&A
・年表

明治維新という物語-政府が創る「国史」と地域の「記憶」 (中公新書 2855)

明治維新という物語-政府が創る「国史」と地域の「記憶」 (中公新書 2855)
宮間 純一(著)
発売日: 2025-05-22

明治維新の歴史像を再検証する一冊です。 ペリー来航から王政復古までの15年が、 志士や雄藩大名の「成功物語」として語られてきた背景には、 明治政府が自らの正当性を主張するために作り上げた英雄史観があったと指摘します。

勤王をめぐる藩論の対立や戊辰戦争での幕府方の動き、 各地の農民や地域社会の多様な記憶に着目し 、周防大島、飯能、秋田大館、佐倉などの地域史を追跡。 時代ごとに書き換えられてきた「維新の物語」の実態を、 政治や地域文化の影響とともに明らかにします。

(読者の口コミより)

・本書は、「明治維新」はその過程にあった史実を語る立場の違いから作られていることを説明している。つまり、我々は史実を語ることはできないし、史実を知ることもできない。

目次

序章 明治維新の「記憶」の正体を求めて
第1章 笠間の「志士」たち―記憶/忘却される者
第2章 四境の役と周防大島―讃えられる功績
第3章 飯能戦争―塗り替えられる記憶
第4章 秋田大館の戊辰戦争―中田家の記録
第5章 旧佐倉藩主堀田家と「開国」―創られる記憶

【新装版】明治維新という名の洗脳

【新装版】明治維新という名の洗脳
苫米地 英人(著)
発売日: 2017-09-07

苫米地英人氏による書籍です。 本書では明治維新が実際には外国勢力による日本支配の道具であり、 日本人に対する大規模な「洗脳」であったと主張しています。

従来の明治維新観に一石を投じる内容となっており、 レビューでも賛否両論あります。 洗脳という視点から、歴史の見方を問い直す一冊です。

(読者の口コミより)

・こういう見方が出来て初めて“歴史を学べる”のだと思います。歴史の教科書に資本家達の存在が書かれてないのが本当に不思議。

目次

第1章 明治維新を支えた金策(100万両の謎;毛利家の家宝 ほか)
第2章 イギリス外交(イギリスの陰謀;薩長のバックはイギリス? ほか)
第3章 外国商社(もう1人の男;フリーメイソン疑惑 ほか)
第4章 銀行(ロツジルト;銀行、初上陸 ほか)
第5章 明治維新から150年(東洋の火薬庫、朝鮮半島;岩倉使節団の謎 ほか)

明治維新の意味 (新潮選書)

明治維新の意味 (新潮選書)
北岡 伸一(著)
発売日: 2020-09-18

明治維新の過程を世界史的視点から描き出した北岡伸一氏の著作です。

この本は、明治維新が極めて短期間で国家制度を樹立した点に着目し、 その背景にあった政治家たちの機転と決断力を評価しています。

伝統的な手続きを無視して最重要課題に集中し、 有能な人材を適材適所に配置したことが、明治維新の成功を支えたと指摘。 大久保利通や伊藤博文らの活躍を具体的に描写しながら、 明治維新の意義を新たな視点から解き明かした一冊です。

(読者の口コミより)

・非常に広い視点から明治維新の意味が分析されており、素晴らしいと思う。

目次

明治維新はどう論じられてきたか
江戸時代の遺産
開国と幕府の崩壊
新政府の成立
権力・国力基盤の整備
岩倉使節団
明治初期アジアの国際関係
大久保独裁の現実
自由民権運動と明治一四年政変
朝鮮問題と条約改正
明治憲法の制定
議会政治の定着
明治革命の終わり

明治維新の正体 新書改訂版

明治維新の正体 新書改訂版
鈴木 荘一(著)
発売日: 2023-02-26

2019年に刊行された『明治維新の正体 新書版』に、 新原稿を加えて再編集された最新版です。

幕末維新史は長らく勝者(薩摩藩と長州藩)の視点から語られてきましたが、 この本は敗者である江戸幕府の功績に着目し、従来の見方を覆す内容となっています。 徳川慶喜の大政奉還の決断や、明治維新への幕府の影響など、 新たな解釈を提示しながら、多角的に明治維新を捉え直しています。

(読者の口コミより)

・明治維新に対する評価は、総じて肯定的なものだが、本書は「幕府側」の立場からその内幕を明かしている。歴史は勝者が作るのはやむを得ないが、こうした見方を知ることで、大正、昭和の歩みを分析する一助になる。

目次

第1章 維新の先駆者徳川慶喜
第2章 日米和親条約を容認した徳川斉昭
第3章 通商条約の違勅調印
第4章 吹き荒れる攘夷の嵐
第5章 慶喜が条約勅許を得る
第6章 イギリスが薩長を支援
第7章 徳川慶喜の決意
第8章 大政奉還の思想
終章 万民平等の実現

知ってはいけない明治維新の真実 (SB新書)

知ってはいけない明治維新の真実 (SB新書)
原田伊織(著)
発売日: 2020-03-06

教科書には書かれない明治維新の歴史を書いた書籍です。

幕末から明治にかけての歴史的事件を年代順にたどり、 勝者である官軍側による歪められた事実や隠蔽された真実を、丁寧に検証しています。

黒船来航の舞台裏から、勝海舟という虚像、戊辰戦争という奇妙な戦、 明治政府の腐敗と「西南の役」など。 従来の歴史観に一石を投じ、明治維新の真実に迫る一冊です。

(読者の口コミより)

・教科書のみで習ってきたの幕末から明治への歴史。これまでも、戦後GHQ史観に基づく歴史と同じく、勝者に定められた歴史とは驚きます。そう言えば、歴代宰相の山口県・長州出身者の多いこと!歴史教育とは恐ろしい。

目次

序章 歴史の検証を阻む薩長史観
第1章 黒船来航の舞台裏
 国際環境からみた黒船来航
 老中阿部正弘の対応
 武力行使のできないペリーの事情
 堂々たる初めての日米交渉
 日米修好通商条約は不平等条約か?

第2章 勝海舟という虚像
 江戸城無血開城という美談
 咸臨丸は誰が操船したのか?
 崩壊した勝海舟英雄譚

第3章 戊辰戦争という奇妙な「戦争」
 テロリズムからクーデターへ
 勅許偽造と「王政復古大号令」の失敗
 テロ組織「赤報隊」の挑発
 武家の常識では測れない徳川慶喜

第4章 明治政府の腐敗と「西南の役」
 腐敗しきった長州汚職閥
 「郷中」が生んだ二才頭・西郷
 岩倉使節団の失態から「西南の役」へ

終章 軍国日本を創った明治維新

アヘン戦争からの明治維新;最凶国イギリスの暗躍

アヘン戦争からの明治維新;最凶国イギリスの暗躍
鈴木 荘一(著)
発売日: 2024-10-29

幕末から明治維新に至る歴史を、列強の策略と日本の選択という視点から掘り下げた一冊です。

アヘン戦争で清を屈服させたイギリスは、やがて日本の幕府外交を疎ましく思い、 薩摩・長州を支援して倒幕を背後から操ったと著者は指摘します。

ペリー来航から日米通商条約の締結、下関戦争、 そして徳川慶喜氏の大政奉還に至るまで、 列強の思惑と日本の選択がどう交錯したのかを追う一冊です。 戊辰戦争以降、七十七年に及ぶ近代日本の苦難の原点を探る問題提起の書となっています。

(読者の口コミより)

・この本を読むまでは、明治維新はペリー来航から始まると思っていた。しかし本当は、1840年のアヘン戦争から28年かけて1868年の明治維新になったこと分かった。

目次

迫りくるイギリスの脅威
アヘン戦争が示したイギリスという最凶国
天皇教という国家神道の誕生
水野忠邦の天保の改革
ペリー来航と吉田松陰の狂気
日米通商条約調印と戊午の密勅
尊皇攘夷運動の猛威
倒幕を策した最凶国イギリスの武器商人グラバーと公使パークス
イギリスが長州を支援した第二次長州征伐
徳川慶喜の大政奉還
鳥羽伏見の戦い
大義なき奥羽戊辰戦争
補論 天皇制軍国主義の終焉

明治維新とは何だったのか 世界史から考える

明治維新とは何だったのか 世界史から考える
半藤一利(著), 出口治明(著)
発売日: 2018-04-29

半藤一利氏と出口治明氏、知の巨人2人による対談集です。

従来の薩長中心の歴史観に疑問を投げかけ、 黒船来航の真の目的や、志士たちの視点、近代化の過程などを解き明かしています。 幕末・維新を薩長暴力革命と定義し、新鮮な視点から論を展開しています。

(読者の口コミより)

・阿部正弘 大久保利通を高く評価しているのは、さすが。 軍国主義と太平洋戦争敗戦の道は、私は日露戦争勝利からと考えていたが、もっと前、西南戦争に目を向けておられるのは、私には、新鮮でした。

目次

第1章 幕末の動乱を生み出したもの
 ペリーの黒船はなぜ日本へ来たのか
 最大の目的は太平洋航路の開拓 ほか

第2章 「御一新」は革命か内乱か
 光格天皇が復活させた「天皇」の権威
 薩長が徳川への恨みを晴らした「暴力革命」 ほか

第3章 幕末の志士たちは何を見ていたのか
 最初に「日本人」を自覚した勝海舟
 イギリス公使パークスとの会談 ほか

第4章 「近代日本」とは何か
 お雇い外国人の給与は東大教授六人分
 「脱亜入欧」を可能にした日本語による高等教育 ほか


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