取適法(旧・下請法)を学ぶためのおすすめ本8選(2026年)

2026年1月より、「下請代金支払遅延等防止法(下請法)」は 「中小受託取引適正化法(取適法)」 に改正されました。 これに伴い、多くの用語も新名称に変更されています。

旧用語新用語
下請法取適法
親事業者委託事業者
下請事業者中小受託事業者
下請代金製造委託等代金
下請取引製造委託等

現時点では、取適法の書籍はそれほどありませんが、 今後出版されると思います。

ここでは取適法(旧・下請法)について書かれたおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

これだけは知っておきたい 取適法 下請法から中小受託取引適正化法でこう変わる

これだけは知っておきたい 取適法 下請法から中小受託取引適正化法でこう変わる
長澤 哲也(著)
発売日: 2026-01-10

2026年施行の中小受託取引適正化法(取適法)を、 下請法からの変更点を踏まえて解説した書籍です。

著者は実務の最前線で活躍する弁護士で、 法改正の背景から規制の対象となる事業者や取引類型、 発注時に必要な対応、発注後に禁止される行為までを具体例とともに整理しています。

各項目には要点をまとめた解説があり、忙しい実務担当者でも理解しやすい構成です。 巻末の〇×テストは社内研修にも活用でき、 これから取適法対応を進める企業にとって心強い一冊です。

目次

法改正でここが変わった! 下請法→取適法のポイント

第1章 取適法とは何だろう?
 1 取適法の全体像を知ろう
 2 取適法は何を守る法律なのか?
 3 取適法違反はどのように取り締まられる? ほか

第2章 取適法の対象となる当事者とは?
 1 取適法の対象事業者となる基準とは?
 2 「中間業者」が介在する場合、誰が取適法上の責任を負う?
 3 規模の小さい子会社に外注業務を担わせる場合、誰が取適法上の責任を負う? ほか

第3章 取適法の対象となる取引とは?
 1 「委託」とは?
 2 顧客から受注した業務の再委託
 3 顧客に販売する物品等の作成委託 ほか

第4章 発注時にしておくべきことは?
 1 発注業務の特定や納期の設定
 2 受入検査の取決め
 3 これまでより単価を引き下げる場合の代金額の設定 ほか

第5章 発注後にしてはいけないこととは?
 1 費用を負担せずに発注内容を変更すること
 2 発注した物品を納期に全量を受け取らないこと
 3 返品すること ほか

第6章 取引に付随して不利益を負担させる場合の注意点は?
 1 費用負担の要請
 2 知的財産権の提供要請
 3 労務の提供要請 ほか

一問一答 中小受託取引適正化法(取適法)――令和7年下請代金支払遅延等防止法改正 (一問一答シリーズ)

一問一答 中小受託取引適正化法(取適法)――令和7年下請代金支払遅延等防止法改正 (一問一答シリーズ)
田中 裕可、片木 浩介(著), 堤 達郎、長谷川 好平(著), 福井 規子、藤田 晃太朗(著), 兒...
発売日: 2026-01-14

令和8年1月1日に施行される中小受託取引適正化法(取適法)について、 令和7年下請法改正の内容を一問一答形式で解説した書籍です。 田中裕可氏、片木浩介氏ら、制度設計に携わった立案担当者が執筆し、 改正の背景や目的を説明しています。

「下請」という名称変更の意味、特定運送委託や従業員基準の追加、 手形支払や一方的な代金決定の禁止など、 実務に直結する論点を具体的に整理。 適切な価格転嫁という改正の理念を理解し、 正しい対応を考えるための一冊です。

目次


第1編 一問一答
 第1章 概要及び経緯
 第2章 各論
  第1節 題名を含む「下請」等の名称の変更(題名、第2 条等)
  第2節 特定運送委託の適用対象取引への追加(第2 条第5 項)
  第3節 従業員基準の追加(第2 条第8 項・第9 項)
  第4節 手形による代金支払の禁止等の追加(第5 条第1 項第2 号等)
  第5節 協議に応じない一方的な代金決定の禁止の追加(第5 条第2 項第4 号)
  第6節 主務大臣による指導及び助言に係る規定等の追加(第8 条等)
  第7節 製造委託に係る木型等の製造の適用対象への追加(第2 条第1 項)
  第8節 書面の交付等に係る規定の見直し(第4 条)
  第9節 遅延利息の適用拡大(第6 条第2 項)
  第10節 勧告に関する規定の整備(第10 条)
  第11節 施行期日及び経過措置(改正法附則)
第2編 資料

取適法対応100の法則

取適法対応100の法則
大月 雅博(監修), 木﨑 健太(監修)
発売日: 2025-12-25

2026年1月施行の中小受託取引適正化法(取適法)に対応し、 受発注の現場で必要となる実務知識を100のポイントで整理した書籍です。

法改正によって広がった適用範囲や、 新たに明確化された禁止行為について、 発注者・受注者それぞれの立場から具体的なケースを想定して解説しています。

受発注取引の基本から、価格転嫁の考え方、著作権の扱い、 労働法やフリーランス新法との関係まで幅広く網羅。 取適法違反の疑いで調査を受けた場合の実務対応にも触れており、 日常業務の傍らで役立つ一冊です。

(読者の口コミより)

・基本的にビジネス現場で起こりやすいケース等を用いたりがベースの解説となりわかりやすい文章、 要点もまとまっているので例えばネットで調べるより解像度が高く解りやすいです。

目次

第1章 いまさら聞けない受発注取引の大原則
第2章 いまだ「あるある」で困る?受注者側の対応・対策
第3章 気を付けたつもりが違法!?発注者側の心得
第4章 こんなときどうする?現場で起きる取引のジレンマ
第5章 取適法違反トラブルへの対応実務
第6章 取引先による取適法の適用範囲を確認

契約知識から下請法まで 最新 請負・業務委託・副業をめぐる法律と実務書式 (事業者必携)

契約知識から下請法まで 最新 請負・業務委託・副業をめぐる法律と実務書式 (事業者必携)
森 公任(監修), 森元 みのり(監修)
発売日: 2021/3/19

請負・業務委託・副業に関する実務的なガイドブックです。

人材不足解消や業務効率化のための外部リソース活用について、 法律知識から具体的な契約書作成まで幅広く解説しています。 下請法の基本事項や従業員の副業対策など、 現代のビジネス環境に即したトピックを取り上げています。 また、建設工事、OEM、Webサイト制作など、多様な業種の契約書サンプルも掲載。

目次

第1章 請負・業務委託・副業・兼業の基本と活用法
第2章 下請法のしくみ
第3章 請負・業務委託・副業に関する書式作成の基本
第4章 建設工事・不動産の請負・委託・委任に関する書式
第5章 OEM・加工委託・商品販売委託に関する書式
第6章 IT契約・研究開発に関する書式
第7章 その他の委託に関する書式

図解で早わかり 最新 独占禁止法・景表法・下請法

図解で早わかり 最新 独占禁止法・景表法・下請法
岩崎 崇(監修)
発売日: 2021/8/19

企業活動に欠かせない独占禁止法、景品表示法、下請法の仕組みを図解でわかりやすく解説しています。

不当な取引制限やカルテル、不公正な取引方法、企業結合などの規制や違反時の措置、 課徴金制度について詳しく説明。 2020年12月施行の独占禁止法改正による課徴金減免制度や、 デジタルプラットフォーム取引透明化法、下請代金の支払手段に関する新通達など、 法改正や市場動向を反映しています。

目次

1 独占禁止法の全体像
2 私的独占についての規制や不当な取引制限
3 不公正な取引方法と制限
4 企業結合についての規制
5 独占禁止法違反と対策
6 景品表示法のしくみ
7 下請法のしくみ
巻末 参考資料

下請法の実務〔第4版〕

下請法の実務〔第4版〕
鎌田 明(著)
発売日: 2017/8/21

公正取引委員会の担当官による、 下請法に関する唯一の本格的解説書として好評の『下請法の実務』の改訂版です。

第4版では、平成28年12月に、制定から13年ぶりに改正された「下請法に関する運用基準」と、 50年ぶりに見直された通達「下請代金の支払手段について」の内容を完全収録しています。 さらに、当局における下請法の最近の運用を踏まえて本文を改訂。 違反行為事例やQ&Aを充実させて実務上の疑問に応えます。

(読者の口コミより)

・下請法講習会テキストを読んだだけでは良くわからないことを噛み砕いて説明してあり重宝してます

目次

第1章 下請法の歴史と位置付け
第2章 我が国における中小企業及び下請取引の実態
第3章 下請法が適用される取引
第4章 下請法が適用される者(資本金要件)
第5章 親事業者の義務
第6章 親事業者の禁止事項
第7章 下請法の運用
第8章 下請法に関連する法律
資料編

実務解説 下請法: シリーズ 実務解説 独占禁止法・景品表示法・下請法 第3巻 (勁草法律実務シリーズ)

実務解説 下請法: シリーズ 実務解説 独占禁止法・景品表示法・下請法 第3巻 (勁草法律実務シリーズ)
内田 清人(編集), 大月 雅博(編集)
発売日: 2025-02-04

下請法の実務運用を解説した書籍です。 令和6年の運用基準改正やフリーランス新法など、 最新の法改正に対応し、弁護士や公正取引委員会での実務経験をもとに、 法令違反への具体的な対応策や、 違反を未然に防ぐための体制構築のポイントを解説しています。

親事業者・下請事業者それぞれの立場から、定期調査や強制調査への対応方法、 違反事例や最新の裁判例も紹介。 企業法務担当者や実務家にとって実践的かつ信頼できる一冊です。

目次

第1章 下請法の概要
第2章 下請法による規制の内容
第3章 平時における遵守体制(親事業者)
第4章 定期調査対応
第5章 調査案件対応
第6章 下請法の戦略的活用

実例で紐解く独禁法・下請法ー元公取マンの弁護士だけが伝えられる事案解決の勘所ー

実例で紐解く独禁法・下請法ー元公取マンの弁護士だけが伝えられる事案解決の勘所ー
鈴木 満(著)
発売日: 2025-08-06

元公正取引委員会の経験を持つ弁護士だからこそ語れる、 実例と深い洞察が魅力の一冊です。

価格カルテルや入札談合、優越的地位の濫用など、 独占禁止法の適用事例を具体的に紹介し、 どのように公取委が判断し、弁護士が解決に導いたのかを解説しています。

また、田中角栄氏が制定に関わったとされる下請法の誕生秘話や、 現場での適用上の論点にも切り込みます。 理論だけではわからない実務の「勘所」を豊富なケースで学べる、 実務家・企業担当者におすすめ書籍です。

目次

第一章 独禁法にまつわるエピソード38
 第二次世界大戦後、なぜ独禁法が制定されたのか?
 医療サービス分野にも独禁法が適用されるのか? ほか

第二章 下請法にまつわるエピソード10
 田中角栄氏が下請法制定に関わっていた?
 世界的に珍しい下請法が我が国に存在するのはなぜか? ほか

第三章 景表法にまつわるエピソード
 どのような表示が「不当表示」と判断されるのか?
 「沈まない太陽」を見に行ったが太陽は沈んでいた? ほか

第四章 入札改革にまつわるエピソード12
 談合の実効確保手段となっていた「工事完成保証人制度」とは?
 「工事成績条件付入札」により工事品質を格段に高めた事例 ほか



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