ASD(自閉スペクトラム症)を理解するためのおすすめ本8選(2026年)
ASDについて考えるとき、当事者であっても支援する立場であっても、 迷いや戸惑いはつきものです。 「なぜ分かり合えないのか」「どうすれば生きづらさが減るのか」――その問いに、 すぐ答えは見つからなくても、本は新しい視点を与えてくれます。
ここではASD(自閉スペクトラム症)に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
最新図解 自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 (発達障害を考える心をつなぐ)
自閉症スペクトラム症のある子どもを理解し、 日常の中でどのように支えていけばよいのかを、図解を交えて解説した書籍です。
特性や気づきのサイン、診断までの流れといった基礎知識を整理し、 初めて学ぶ人でも全体像をつかめる構成になっています。 行動療法やABA、TEACCHなど代表的な療育プログラムについても、 考え方と活用のポイントを具体的に紹介。
家庭や保育園・幼稚園、小学校で起こりやすい場面を取り上げ、 こだわりを尊重しながら社会性を育てるための実践的なサポート例が示されています。
(読者の口コミより)・どのように対応するとよいか書いてあるため、実践の書として、とても役に立つ。 どう対応してよいか分からない人にとって、とても役立つ1冊。
・読みやすく分かりやすかった。
目次
第1章 自閉症スペクトラムを理解する 第2章 自閉症スペクトラムの特徴(サイン) 第3章 自閉症スペクトラムの支援と治療 第4章 家庭でのケース別サポート例 第5章 園・学校でのケース別サポート例 第6章 社会自立に向けた支援
自閉スペクトラム症 「発達障害」最新の理解と治療革命 (幻冬舎新書 お 6-12)
自閉スペクトラム症(ASD)をめぐる理解が大きく変化している現状を踏まえ、 最新の研究と臨床経験をもとに解説した書籍です。
ASDを単なる発達特性としてではなく、 生活や人間関係にどのような影響を及ぼすのかまで掘り下げています。 対人関係の困難さや感覚過敏、強いこだわりといった特徴に加え、 学校や職場での不適応、家庭内トラブルとの関連にも触れています。
発達検査の読み取り方、特性に合った進路や仕事の考え方、 ASDが増えている背景についても詳述。 腸内環境や皮膚疾患、脳の働きとの関係など、 従来の枠にとらわれない視点も提示されています。
(読者の口コミより)・ASDの知らなかった特徴がたくさん紹介されてました。今まで解決しなかった数々の問題が、自分がASD傾向があると知ることで全て説明がつき、非常に救われました。
目次
はじめに パラダイムシフトが起きている 第1章 自閉スペクトラム症に気づく 第2章 自閉スペクトラム症の症状と診断 第3章 発達検査からわかること 第4章 特性に応じた進路、適職、生き方 第5章 ASD急増の背景と本当の原因 第6章 ASDと解毒システム 第7章 ASDと脳の統合 第8章 回復例が教えてくれること おわりに 人が成長することの真実
マンガでわかる中高年のADHD・ASD生きづらさ克服ガイド
中高年になってから感じる生きづらさに、 ADHDやASDの視点から向き合うための書籍です。
年齢による変化と発達特性が重なって起こる困りごとを整理し、 「年のせいか、発達障害なのか分からない」と悩む人に道筋を示します。 若い頃に理解が広まっていなかった世代が、 大人になって初めて特性に気づくケースにも触れ、 診断の流れや治療、認知症との違いについても解説。
仕事や家庭、退職後の不安、新しい生活様式への適応など、 中高年ならではの課題に対する工夫や考え方を、 マンガを交えて紹介しています。
(読者の口コミより)・団塊ジュニア世代がアラフィフ以上になってきているので、 タイムリーな内容だと思います。 「発達障害と認知症」のくだりが、特にためになりました。
目次
第1章 中高年の生きづらさ 大人の発達障害が増えている? よくみられる特性 まだ誤解も多い 発達障害に併存する障害 あらわれ方はさまざま ほか 第2章 発達障害の診断と治療 発達障害かなと思ったら 発達障害と認知症 発達障害の診断 発達障害ではないこともある 自分の強みを知る ほか 第3章 生きづらさ解消のために 時代は変わった! 新しい生活様式に合わせられない 退職して仕事がなくなったらどうする 今さら自分は変われない? ほか 第4章 自分らしく次のステージへ 大人ならではのアドバンテージがある
はじめてまなぶ自閉スペクトラム症: 診断から実践へ
自閉スペクトラム症(ASD)を基礎から学び、 実際の支援につなげていくための書籍です。
著者は専門家であると同時に、当事者家族としての経験も持ち、その視点を生かして語っています。 診断やアセスメントの章では、ASDの概念や分類、他の特性との見分け方を解説し、 「性格なのか発達特性なのか」と迷いやすい点にも触れています。
後半では、子どもから成人期までの支援の考え方や、生活リズムの乱れ、 学齢期・青年期の悩み、家族支援や地域支援の実例を紹介。 理論だけでなく、現場での試行錯誤や実践的な工夫が豊富に盛り込まれています。
目次
はじめに 家族および当事者としての利点を生かした発達障害の人たちへの精神療法 第1部 診断・アセスメント 自閉スペクトラム症とは?―概念と分類の整理 パーソナリティ?それとも発達? 「自閉」という言葉の由来と概念の変遷 自閉スペクトラム症の診断と鑑別 自閉スペクトラムにおける「こだわり」―経験則と生活の知恵 ほか 第2部 支援の実践へ 支援の考え方 鶏が先か、卵が先か―ゲームにハマって昼夜逆転の子どもへの薬物療法 発達障害のある高校生・大学生が抱える問題 成人期の自閉スペクトラムをどう理解し支援するか―児童精神科医の立場から 認知行動療法が効いたのか?それとも、その治療者だから良かったのか? ほか おわりに 自閉スペクトラム症をめぐるこれまでの一〇年間、これからの一〇年間
自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)
自閉症スペクトラムという考え方を通して、 多くの人が抱える「生きづらさ」の正体を解き明かす書籍です。
自閉症とアスペルガー症候群を分けて考えるのではなく、 連続した特性として捉える視点を示し、 対人関係の苦手さや強いこだわりがどのように生活に影響するのかを説明しています。
10人に1人が該当するとされる背景や、障害と個性の境界が曖昧な理由にも触れ、 読者自身や身近な人を理解する手がかりを提供します。 長年の臨床経験に基づく実践的な知見が詰まった内容です。
(読者の口コミより)・多様な症状の現れ方を紹介し、起こり得る困難について細かく拾って支援の方法を示している。幼少期から成人後まで、問題の取り上げ方が幅広い。
目次
第1章 あなたも「自閉症スペクトラム」かもしれない!? 「自閉症スペクトラム」を知っていますか? 「広汎性発達障害」から「自閉症スペクトラム」へ ほか 第2章 特徴から理解する自閉症スペクトラム 共通する特徴1:臨機応変な対人関係が苦手 共通する特徴2:「こだわり」が強い ほか 第3章 線引きが難しい自閉症スペクトラムの境界線 障害か?それとも個性か? 自閉症スペクトラムは、どのくらいいるのか? 第4章 自閉症スペクトラムの人をいかに支えるか 特有の発達スタイルに応じた支援 思春期より前の支援 ほか 第5章 自分が自閉症スペクトラムかもしれないと思ったら… しておくべきこと 自閉症スペクトラム障害の場合 ほか
マンガでわかる 女性のADHD・ASD自分らしい生き方ガイド
ADHDやASDの特性を持つ女性が、 自分らしく生きるためのヒントをまとめた書籍です。
精神科医の立場から、診断を受けた人だけでなく、 いわゆるグレーゾーンで悩む人にも役立つ知識を解説しています。 女性に多く見られる特性や困りごと、職場や家庭での人間関係のつまずきについて、 具体的な事例を交えて紹介。 医療機関での相談や治療の考え方にも触れています。
マンガを多く取り入れることで、堅苦しさを抑えつつ要点はしっかり押さえており、 特性を個性の一部として受け止めながら、 生活を整える工夫や考え方を学べます。
(読者の口コミより)・わかりやすく、でも内容は薄すぎることなく、ほどよいので人にすすめる本としてもちょうどよかった。
・マンガのページが有るので堅苦しくなく、読みやすいです
目次
第1章 女性の発達障害の特徴 発達障害とは ADHDとは ほか 第2章 発達障害かな、と思ったら 発達障害かな、と思ったら 発達障害の治療 ほか 第3章 家族、身近な人との関係 発達障害は遺伝しやすいというが 発達障害と成育環境 ほか 第4章 女性の発達障害と困難感 コミュニケーションが難しい 職場では ほか 第5章 自分らしく生きていく マンガ 診断は受けたけど マンガ トラブルが多くても ほか
対人関係がうまくいく「大人の自閉スペクトラム症」の本 正しい理解と生きづらさの克服法 (心のお医者さんに聞いてみよう)
大人の自閉スペクトラム症(ASD)が抱えやすい対人関係の悩みに焦点を当て、 生きづらさを軽くするための実践的な方法をまとめた書籍です。
定型発達の人とASDの人では「物事の見え方」や受け取り方がどのように違うのかを解説し、 そのズレが誤解や孤立につながる仕組みを明らかにします。
後半では職場や日常会話で役立つ9つのコミュニケーションスキルを具体的に紹介し、 すぐに試せる工夫が示されています。 働き方に悩む人に向けては、社会資源の活用や安心して働ける環境の見つけ方にも言及。 対人関係に不安を抱える人にとって手助けとなる一冊です。
(読者の口コミより)・ASDで対人関係に悩みを抱えている人向けの本。仕事上でのコミュニケーションだけじゃなく、普段の会話でも使うと人間関係に良くするのに効果的だと思う。
目次
1 自閉スペクトラム症と生きづらさ 生きづらさの原因を知り、傷つかないで済む方法を見つける 2 定型発達との差異 自分と相手の見ている世界の違いを理解する 3 コミュニケーションスキル9 定型発達中心の社会で、孤立せずに生きる術を身につける 4 働き方を迷っているなら社会資源を活用し、安心して働ける場所を見つける
すずちゃんののうみそ 自閉症スペクトラム(ASD)のすずちゃんの、ママからのおてがみ
自閉症スペクトラム(ASD)の幼稚園児・すずちゃんの日常を通して、 自閉症の理解を子どもにもわかりやすく伝える絵本です。
すずちゃんの母親としての視点から、 保育園の友だちからの「どうして一人で靴がはけないの?」という素朴な疑問に手紙で答える形で、 自閉症の特性や多様性の大切さを説明しています。
誤解されやすい自閉症の特徴を整理し、巻末には具体的な説明も掲載。 日常の場面を生き生きと描き、読者に親しみやすさを感じさせます。 子どもも大人も、身近に自閉症を理解し、思いやりを持つきっかけになる一冊です。
(読者の口コミより)・読み終えた後で、とてもあたたかい気持ちになりました。障害のある子供たちと仕事で接しておりますが、親の気持ちも受け止めながら子供たちを理解していきたいと思いました。是非、普通学級の道徳などで読み聞かせして欲しい作品です。
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