犯罪心理学を学ぶためのおすすめ本8選(2026年)

ニュースで流れる犯罪の報道。その裏には、 表面には見えない心理的なドラマが潜んでいます。 衝動、孤独、歪んだ愛情、そして満たされない承認欲求等が複雑に絡み合い、 人を思いもよらない行動へと導いてしまうのです。

犯罪心理学はそうした人間の深層を掘り下げ、 行動の背後にある「心の構造」を明らかにする学問です。

ここでは犯罪心理学に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

犯罪心理学者は見た危ない子育て (SB新書 625)

犯罪心理学者は見た危ない子育て (SB新書 625)
出口保行(著)
発売日: 2023-08-05

子育てを「過保護型」「高圧型」「甘やかし型」「無関心型」の4タイプに分け、 それぞれに潜む危険性を考える書籍です。

著者は法務省の心理職として、 1万人を超える非行少年や犯罪者の心理分析に携わってきました。 その経験から、非行に至った子どもの家庭だけでなく、 一般的な家庭にも4タイプの傾向が見られ、 特定の型に偏りすぎることが問題につながると指摘します。

具体的な事例やチェックリストを通じて自分の子育てを振り返り、 子どもとの関わり方を見直すきっかけを与えてくれる一冊です。

(読者の口コミより)

・今までは犯罪者といかに子供を関わらせないか、という防犯意識だったのが、時代と共に誰でも犯罪に巻き込まれる可能性が高まった。 そのため、自分の子供が犯罪者にならないためになにができるか、という視点で書かれていて面白かったです。

目次

序章 子育ては4タイプ
第1章 自分で決められない子―過保護型の身近な危険
第2章 自分で考えて動けない子―高圧型の身近な危険
第3章 人の気持ちがわからない子―甘やかし型の身近な危険
第4章 愛に飢えて暴走する子―無関心型の身近な危険
付録 子育て4タイプのチェックリスト
終章 親が気づけば子どもも変わる

入門 犯罪心理学 (ちくま新書)

入門 犯罪心理学 (ちくま新書)
原田 隆之(著)
発売日: 2015-03-04

科学的な方法に基づいて発展してきた「新しい犯罪心理学」を、 基礎から解説する書籍です。

殺人、窃盗、薬物犯罪、性犯罪などを題材に、 なぜ犯罪が起こるのか、 犯罪者の心理や行動にどのような特徴があるのかを探ります。 従来の経験則や精神分析だけに頼るのではなく、 ビッグデータを用いたメタ分析や認知行動療法など、 実証的な研究成果を重視している点が特徴です。

さらに、犯罪者のアセスメントや治療、再犯防止、 エビデンスに基づく犯罪対策まで取り上げ、 犯罪を理解するだけでなく、 どうすれば犯罪を減らせるのかという視点も学べます。

(読者の口コミより)

・犯罪者を罰するだけでは犯罪は減らないこと、今開発中の治療法など新しい知見がいろいろ書かれていて、興味深くよみました。 TVのコメンテータの発言がいかに根拠のないことなどや、実証で効果が認められている対策などが良く分かりました。

目次

第1章 事件
第2章 わが国における犯罪の現状
第3章 犯罪心理学の進展
第4章 新しい犯罪心理学
第5章 犯罪者のアセスメントと治療
第6章 犯罪者治療の実際
第7章 エビデンスに基づいた犯罪対策

犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉 (SB新書)

犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉 (SB新書)
出口保行(著)
発売日: 2022-08-06

親が「子どものため」と思ってかける言葉が、 子どもの成長や自立を妨げる可能性について、 犯罪心理学の視点から考える子育て論です。

1万人に及ぶ犯罪者・非行少年の心理分析から、 虐待や育児放棄だけでなく、日常的な親子の関わりにも目を向けます。 「早くしなさい」は先を考える力、「頑張りなさい」は意欲、 「何度言ったらわかるの」は自己肯定感を損なうことがあると指摘。

さらに「みんなと仲良く」「勉強しなさい」「気をつけて!」などの言葉を取り上げ、 子どもの可能性を伸ばし、 自分で考えて行動できる力を育てるための接し方を紹介しています。

(読者の口コミより)

・こちらの本で勉強してみると如何に大人が子供に対しての言葉使いや態度が今後の子供の未来に左右するか理解できます。子供がいる家庭には一度読んでほしいです。

目次

はじめに 法務省で出会った1万人の犯罪者たちに学んだこと
序章 「よかれと思って」は親の自己満足
第1章 「みんなと仲良く」が個性を破壊する
第2章 「早くしなさい」が先を読む力を破壊する
第3章 「頑張りなさい」が意欲を破壊する
第4章 「何度言ったらわかるの」が自己肯定感を破壊する
第5章 「勉強しなさい」が信頼関係を破壊する
第6章 「気をつけて!」が共感性を破壊する
終章 子どもを伸ばす親の愛情

眠れなくなるほど面白い 図解 犯罪心理学: さまざまなケースの犯罪心理を専門家がすべて解説!

眠れなくなるほど面白い 図解 犯罪心理学: さまざまなケースの犯罪心理を専門家がすべて解説!
越智 啓太(監修)
発売日: 2025-08-21

犯罪心理学の視点から身近な事件の背景や犯人の心理を解説した書籍です。

犯罪心理学の基礎をはじめ、殺人や連続殺人の動機、 性犯罪の実態、DVや虐待が起こる理由、さらには窃盗や万引き、 特殊詐欺、SNSを悪用した犯罪まで幅広く取り上げます。

各テーマは見開きごとに図やイラストを交えて整理され、 犯行現場から読み取れる特徴や再犯防止のヒント、 防犯対策も紹介。ニュースでは見えにくい犯罪の構造を理解できる一冊です。

(読者の口コミより)

・読みやすいし分かりやすくて良かった。

目次

第1章 犯罪心理学の基礎(犯罪心理学ってなに?
犯罪心理学は現場でどのように役立っている? ほか)
第2章 人が人を殺す心理(「人を殺す」動機にはどんなものがあるか ほか)
第3章 性犯罪の心理(性犯罪にはどんなものがある? ほか)
第4章 DV・虐待の心理(配偶者や恋人に暴力を振るうのはなぜ?
「DVを受けているなら別れればいい」が簡単でない理由 ほか)
第5章 さまざまな犯罪の心理(窃盗で狙われやすいのはどんな家?
お金があるのに万引きしてしまう理由 ほか) 

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫 NF 244)

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫 NF 244)
ロバート・K・レスラー(著), トム・シャットマン(著), 相原 真理子(翻訳)
発売日: 2000-12-19

FBIの行動科学課で数多くの凶悪事件に携わった捜査官が、 犯人たちへの面接や捜査経験をもとに、 その心理犯罪行動の実態に迫るノンフィクションです。

犯人との直接の面接を通して、暴力的な家庭環境や幼少期の体験、 支配欲、犯罪を繰り返す心理などを分析。 さらに、犯行現場や行動パターンから犯人像を推定するプロファイリングの考え方についても、 実例を交えながら解説しています。 凶悪犯罪の裏側にある人間心理を、捜査の現場から描き出した一冊です。

(読者の口コミより)

・犯罪現場を見るだけで、なぜ犯人の年齢や性別などがある程度特定できてしまうのか、この本を読んでだいぶ理解できました。実例を挙げて、比較的わかりやすく書かれているので、プロファイリング初心者にはよい入門書のような気がします。

目次

吸血殺人鬼
怪物と闘う者
殺人犯との面接
暴力に彩られた子供時代
新聞配達少年の死
秩序型と無秩序型の犯罪
プロファイリングとは何か
偽装―ごまかしのパターン
殺人はくり返されるか?
二人のショー
プロファイリングの未来

ケースで学ぶ犯罪心理学

ケースで学ぶ犯罪心理学
越智 啓太(著)
発売日: 2013-09-20

実際に起きた70余りの事件を題材に、 犯罪心理学の基本的な考え方を学べる書籍です。

テロリズム、ストーキング、DV、放火など、犯罪の種類ごとに事例を取り上げ、 犯罪者の行動や心理を分析します。 「切り裂きジャック事件」や「地下鉄サリン事件」など著名な事件も扱い、 捜査心理学やプロファイリング、虚偽検出、 目撃証言といった捜査に関わるテーマまで幅広く解説しています。

個々の事件を追いながら、犯罪が起こる背景や犯人の心理、 捜査で心理学がどのように活用されるのかを理解できる構成です。

(読者の口コミより)

・具体例を多くあげてあり、読み物としても非常に面白い。 ほかのレビューにある通り、入門書として最適と思う。

面白いほどよくわかる! 犯罪心理学

面白いほどよくわかる! 犯罪心理学
内山絢子(監修)
発売日: 2015-01-16

犯罪心理学入門書で、「なぜあの人が犯罪を犯すのか?」という素朴な疑問に答えます。 犯罪を引き起こすきっかけは意外にも些細なことで、 人の心に潜む小さな闇を優しく解き明かします。

万引きから家庭内DV、詐欺や殺人まで、 幅広い犯罪心理をイラストや図表を用いて描写。 犯罪者と被害者両方の心理を扱い、 逮捕から裁判の流れ、未成年者や障害者の犯罪処置など、 普段あまり知らない司法の仕組みも紹介しています。

専門用語も丁寧に解説されているため、 初めて犯罪心理学に触れる人にも理解しやすい入門書です。

(読者の口コミより)

・犯罪心理学の本は数多あれど、これはこの分野の素人でも読める良書。 自分は法学部出身だが、他のこの手の本は「入門」とか書いてても難解なものも多く手が出せなかった。 しかし、これなら図がふんだんに使われ、見開き2〜4頁で完結してて良い。

目次

プロローグ 犯罪とは何か―加害者・被害者・裁定者、そして社会との関わり
第1章 犯罪者はなぜ生まれるか
第2章 殺意と殺人が起きるわけ
第3章 性犯罪を起こす心理
第4章 騙し、騙される心理
第5章 家族間で起こるDVと虐待
第6章 少年非行に潜む心の闇
第7章 さまざまな犯罪の心理
第8章 罪を裁くことと矯正・更生の行方
第9章 犯罪心理学とは

大学4年間の犯罪心理学が10時間でざっと学べる

大学4年間の犯罪心理学が10時間でざっと学べる
桐生 正幸(著)
発売日: 2025-09-18

大学4年間で学ぶ犯罪心理学の内容を 約10時間で理解できるようにまとめた書籍です。

なぜ人は罪を犯すのかという問いを軸に、 犯罪心理学の歴史や理論、捜査心理学の発展を解説。 さらに、殺人や恋愛にまつわる事件、 特殊詐欺、未解決事件、集団犯罪、企業内の不正行為など、 身近な問題から重大犯罪まで幅広く取り上げます。

パワハラやカスハラ、SNSを利用した犯罪など、 現代のビジネスパーソンが直面しうるリスクにも触れ、 犯罪者の心理や行動パターンを知ることで、 被害を防ぐための視点を身につけられる内容です。

目次

第1部 犯罪心理学の日常と学問
 犯罪心理学の諸様相
 犯罪心理学と法律
 犯罪心理学の理論的背景
 犯罪心理学の関連学問

第2部 犯罪心理学の歴史
 犯罪学の誕生
 犯罪心理学の研究史
 日本における犯罪事情
 日本犯罪心理学史

第3部 現代社会の犯罪心理学
 捜査心理学の発展
 近年の凶悪犯罪の動向:殺人
 近年の凶悪犯罪の動向:恋愛

第4部 現代社会の闇との対峙
 性に絡む犯罪
 詐欺という罠

第5部 複雑怪奇な犯罪
 未解決事件
 集団による事件
 グローバルな動向

第6部 これからの犯罪心理学
 企業の中の不正行為
 私たちが陥る過ち
 犯罪予防と研究進展のために



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