組織心理学を学ぶおすすめ本8選(2026年)

現代社会において、仕事におけるストレスや人間関係の悩みを抱えている人は少なくありません。 そんなあなたに、救いとなるかもしれないのが「組織心理学」です。

組織心理学は組織と個人の相互作用に焦点を当て、より良い職場環境を作り、 個人のパフォーマンス向上を目指す学問です。

ここでは組織心理学に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践

なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践
ロバート・キーガン(著), リサ・ラスコウ・レイヒー(著), 池村 千秋(翻訳)
発売日: 2013-10-24

個人や組織が変革に直面する際の深層心理を解明した一冊です。 変化を望んでいてもなぜ行動が起こせないのか、 その心理的なジレンマを「免疫マップ」という概念で説明します。

変革を妨げるのは意志の弱さではなく、 防御メカニズムの存在だとし、 変化に対する「防御⇔変化」の拮抗を解消する方法を提示。 実践的な手法や豊富な事例を通して、 リーダーや組織がどのように変革を成功させるかを学べます。

(読者の口コミより)

・残業する人、愚痴を言う人、その行動には裏の目的がある。誰にも口には出せない目的があって行動に結びつく。  分厚い本ですが、行動心理学など好きな人、人事関係にはおすすめです。

目次

個人や組織は本当に変われるのか?
第1部 “変われない”本当の理由
 人の知性に関する新事実
 問題をあぶり出す免疫マップ
 組織の「不安」に向き合う

第2部 変革に成功した人たち
 さまざまな組織が抱える悩み―集団レベルの変革物語
 なぜ部下に任せられないのか?―個人レベルの変革物語1
 自分をおさえることができるか?―個人レベルの変革物語2
 うまくコミュニケーションが取れないチーム―集団を変革するために、個人レベルで自己変革に取り組む物語

第3部 変革を実践するプロセス
 変わるために必要な3つの要素
 診断―「変われない原因」を突き止める
 克服―新しい知性を手に入れる
 組織を変える
 成長を促すリーダーシップ

武器としての組織心理学 人を動かすビジネスパーソン必須の心理学

武器としての組織心理学 人を動かすビジネスパーソン必須の心理学
山浦一保(著)
発売日: 2021-09-15

最新の科学的知見を基に、リーダーシップの新しい視点を提供する書籍です。

職場での人間関係や組織運営に関する実践的な知識を5つの章で解説しています。 例えば、「妬みの中和とモチベーション向上」や「チームの温度差解消」など、 ビジネスパーソンが直面する具体的な課題に対するアプローチを提示します。

日常的な行動から高度な組織マネジメント手法まで幅広くカバーしており、 「あいさつの影響力」や「不満をパフォーマンスに変える環境戦略」 などの具体的な方法を学ぶことができます。 組織心理学を「自分の身を守り、人を動かす武器」として活用する方法を学べる一冊です。

(読者の口コミより)

・特に面白いと思ったのは 『権力と賢く付き合う』 のパート、実務に関わる個人が組織心理学において最も必要とされる心理的側面だと思うからです。

目次

第1章 妬みを中和し、モチベーションを引き出せ
 筋が通らない行動は「感情」のせい
 最も厄介な感情は「妬み」である ほか

第2章 「チームの温度差」を埋めよ
 「チームの温度差」の正体―リーダーを悩ます2つの凸凹
 温度差を埋めるアクション1 あいさつの影響力 ほか

第3章 「隠れた不満」を見つけ、有益化せよ
 上司への不満は、常に隠蔽されている
 不平不満を利用する ほか

第4章 権力と賢く付き合え
 権力が人を変える
 上方向への影響戦略

第5章 「失った信用」を取り戻せ
 信頼関係はあっという間に崩壊する
 信頼関係を修復するアクション1 謝罪する・赦す ほか

経営とワークライフに生かそう! 産業・組織心理学 改訂版 (有斐閣アルマ)

経営とワークライフに生かそう! 産業・組織心理学 改訂版 (有斐閣アルマ)
山口 裕幸(著), 髙橋 潔(著), 芳賀 繁(著), 竹村 和久(著)
発売日: 2020-03-12

産業・組織心理学の定番書の改訂版です。

働き方を科学的に分析し、経営とワークライフに活かすための知識を提供しています。 12の章で構成され、採用と面接、ワーク・モチベーション、組織のコミュニケーション、 仕事の能率と安全、職場のストレス、キャリア発達、リーダーシップ、 人事評価、消費者行動、人間工学など、幅広いトピックを網羅しています。

最新の動向を反映し、「レジリエンス・エンジニアリング」「ストレスチェック」「キャリア発達」 などの新しいトピックが加筆されています。

目次

採用と面接―就職活動では何が問われているのか
ワーク・モチベーション―やる気いっぱいで働くには
組織の情報処理とコミュニケーション―正確な情報共有と組織の的確な判断のために
仕事の能率と安全―生産性と安全性は両立するのか
職場の快適性・疲労・ストレス―毎日健康に働くために
キャリアの展開と生涯発達―人生をどう歩むか
組織の変革と管理者のリーダーシップ―組織やチームを健全な成長へと導くには
人事評価―公平な評価のために考えるべきこと
消費者行動―消費者心理がわかったら何の役に立つのか
消費者の価格判断と心的会計―「安い」「高い」とどうして思うのか
消費者の意思決定過程―消費者はどんな決め方をしているのか
人間工学―ヒトの特性とモノのデザイン

はじめて学ぶ産業・組織心理学 (産業・組織心理学で取り上げられる用語や理論をやさしく解説)

はじめて学ぶ産業・組織心理学 (産業・組織心理学で取り上げられる用語や理論をやさしく解説)
柳澤 さおり(編集), 田原 直美(編集), 岸本 智美(著), 三沢 良(著), 杉谷 陽子(著)
発売日: 2015-06-19

産業・組織心理学の入門書です。

組織の仕組みや人的資源管理、ワーク・モチベーション、リーダーシップ、 職場の人間関係、キャリア発達、メンタルヘルスなど、 企業や職場で実際に役立つテーマを幅広く扱っています。

各章は、学ぶ意義が明確に示され、実際の事例や図表を多用しながら、 専門用語や理論をやさしく解説。章末の復習課題も充実しており、 初学者が学びやすい構成です。

(読者の口コミより)

・産業組織心理学の範囲をつかむことができる良書だと思います。 参考文献や章末のアドバイスがとても参考になります。

目次

第1章 組織のしくみ
第2章 人的資源管理
第3章 ワーク・モチベーション
第4章 職場集団のダイナミックス
第5章 職場のコミュニケーションと人間関係
第6章 リーダーシップ
第7章 キャリア発達
第8章 メンタルヘルス
第9章 作業管理・安全管理
第10章 消費者行動

こうして社員は、やる気を失っていく

こうして社員は、やる気を失っていく
松岡 保昌(著)
発売日: 2022-04-30

社員のモチベーション低下の原因と改善策を解説する書籍です。

社員のやる気を高めるために「下げる要因」を取り除くことの重要性を強調しています。 具体的には、「理由や背景を説明しない」「一方通行の指示をするだけ」といった上司の問題行動や、 「個人が仕事を抱えすぎている」「仕事を押しつけ合う」などの組織の問題点を挙げ、 それぞれの改善策を提示しています。

また、「自己効力感」や「心理的安全性」といった最新の組織心理学の概念を用いて、 金銭的報酬だけでなく「見えない報酬」の重要性も説いています。 組織の活性化を目指す経営者や管理職の方々にとって、実践的で有益な一冊です。

(読者の口コミより)

・組織が疲弊していく会社、のところで、バッチリ当てはまるものがあったので、笑 本書にあった改善策を参考にしながら、改善を試みていこうと思いました。

目次

第1章 企業力格差は「モチベーション」に起因する
 「やる気」は個人の問題ではなく、職場の問題
 モチベーションを高めるためにすべきは、まず「下げる要因」を取り除くこと ほか

第2章 「社員がやる気を失っていく上司」に共通する10の問題と改善策
 目を見て話さない。目を見て話せない―メンバーとまともに向き合わない上司
 理由や背景を説明しない―「意味のない、ムダな仕事」と思わせる上司 ほか

第3章 「組織が疲弊していく会社」に共通する15の問題と改善策
 個人が仕事を抱えすぎている―不平等で不満ばかりの組織
 仕事を押しつけ合う―全社的視点、協働の意識がない組織 ほか

第4章 こうして社員が変わり、会社も変わっていく―「組織心理」に基づいたマネジメント
 創造性を求められる時代、緊張感は逆効果―「心理的安全性」の確保が大前提
 チャレンジする勇気を生むモチベーションの源泉―「自己効力感」を意識する
 セルフ・エフィカシー
 ほか

組織と仲間をこわす人、乱す人、活かす人 仕事は必ず誰かが見ている (PHP新書)

組織と仲間をこわす人、乱す人、活かす人 仕事は必ず誰かが見ている (PHP新書)
平岡 祥孝(著)
発売日: 2024-12-25

『北海道新聞』夕刊の人気コラムをもとに書籍化され、 組織の停滞や人間関係の難しさを感じている方に 「仲間とともに、前を向いて生きるヒント」が書かれています。

上司と部下、仲間同士の関係性の中で「人望」や「気配り・目配り・心配り」 がいかに大切かを具体的に解説。 リーダーには正直さや潔さ、観察力や想像力が必要と説き、 あいさつや感謝、丁寧な言葉遣いといった日本人が伝統的に重んじてきた価値観が、 現代の多様な組織でも生きることを明かします。

目次

1章 組織は上司と部下でできている
 人望とは…
 リーダーの好感度 ほか

2章 よき組織経営への道
 滑稽なる責任逃れ
 仕事上の裏知識 ほか

3章 仲間と生きる、社会の中で生きる
 思慮深さ
 コミュニケーションの第一歩 ほか

4章 これからのキャリア、それからのキャリア
 日本語表現力
 キャリア形成とあいさつ ほか


現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学

現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学
伊達 洋駆(著)
発売日: 2022-02-24

組織行動論の研究知見を基に、職場で頻繁に直面する44の課題とその対策を解説した実践的な書籍です。

7つのパートに分かれており、採用、マネジメント、評価、育成、組織文化、仕事、労働環境など、 幅広いテーマを網羅しています。 例えば、「マネジャーの部下育成力を高めたい」「評価に対する不満を解消したい」 「キャリア自律を促したい」といった具体的な課題に対し、 その原因と対策を科学的根拠に基づいて説明しています。

さらに、各対策の「副作用」にも言及しています。。 これにより、読者は対策の全体像を把握し、より適切な判断ができるようになります。

組織改善に関心のあるすべての人にとって、実務に直結する貴重な知見を提供する一冊です。

(読者の口コミより)

・最近の流行の人事制度にもデメリットや運用の注意点がきちんと添えてあり、「他社では〇〇の制度を導入したらしいけど、我が社はどうだろう?」と言った時に要点を押さえて調べられる本だと思います。

目次

1 採用にまつわる処方箋
2 マネジャーにまつわる処方箋
3 評価と上司部下コミュニケーションにまつわる処方箋
4 育成と自律性にまつわる処方箋
5 組織・文化・人事制度にまつわる処方箋
6 仕事と組織にまつわる処方箋
7 労働環境や働き方にまつわる処方箋

産業・組織心理学エッセンシャルズ【第4版】

産業・組織心理学エッセンシャルズ【第4版】
外島 裕(監修), 田中 堅一郎(編集)
発売日: 2019-04-30

ロングセラーテキストの第4版です。 現代社会における組織と個人の心理学を包括的に扱っています。

10章構成で、仕事への動機づけ、人事評価制度、職場の人間関係、 リーダーシップ、ストレス、ヒューマンエラー、キャリア開発など、 産業・組織心理学の重要なトピックを幅広く網羅しています。 各章では理論と実践の両面から解説が行われ、最新の研究動向も盛り込まれています。

経済状況や時代の変化に対応しつつ、産業・組織心理学の基本概念をわかりやすく解説した一冊です。

(読者の口コミより)

・産業・組織心理学のエッセンスを学ぶというのが本書の意図だろうが、その意図は達成されていると同時に本書を読むことで全体を俯瞰できる。


関連記事