モンゴル帝国のおすすめ本8選(2026年)
モンゴルの大草原からユーラシア全土へ、 かつて世界を席巻したモンゴル帝国。
その驚異的な拡大の裏には英雄たちの野望と知略、 そして多様な民族が織りなす壮大なドラマがありました。 なぜ彼らはこれほどまでに強大になり、 そしてどのようにして歴史の表舞台から姿を消したのでしょうか。
ここではモンゴル帝国に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
クビライ・カアンの驚異の帝国:モンゴル時代史鶏肋抄 (叢書・知を究める)
モンゴル帝国の第5代皇帝クビライ・カアンが築いた壮大な世界を、 多彩な史料とともに多角的に描き出します。
多言語の文献や美術品、地図、出土品などを駆使し、 ユーラシア全域を舞台に人・物・情報が活発に行き交った13世紀のダイナミズムを、 時に現代や日常生活と重ねながら紹介。
クビライ氏の宮廷文化やファッション、盛大な宴会、 当時のヨーロッパとの交流、征服された人々の生き様、 そして帝国瓦解までの道のりを、エピソードや雑学も交えて描いています。
目次
はじめに 書斎から空前の大帝国へ旅しよう! 1 頓珍漢に筆を執り 2 ユーラシアの文化交流を眺めれば 3 クビライの海上展開に導かれ 4 モンゴル経済圏に組み込まれたヨーロッパ 5 華やかな宮廷生活を送るには 6 飲めや歌えやの大宴会 7 時には雑学・小細工も必要で? 8 征服された人々の生き様から 9 帝国瓦解までの道程をふりかえる おわりに ただいま!書斎
遊牧王朝興亡史 モンゴル高原の5000年 (講談社選書メチエ 818)
モンゴル高原を「ユーラシアの心臓」と位置づけ、 そこに生きた遊牧民たちのダイナミックな歴史を描き出します。
スキタイや匈奴、鮮卑、突厥、契丹、そしてモンゴル帝国まで、 各時代の遊牧王朝がどのように誕生し、発展し、衰退していったのかを、 30年以上にわたる遺跡発掘の成果と最新の考古学的知見を交えて解説。
ゲノム解析や歯石調査から明らかになった遊牧民の実像、 鉄の流通や首都カラコルムの実態など、 文献だけでは知り得ない事実が豊富に紹介されています。
(読者の口コミより)・著者が留学・調査等で現地を頻繁に訪問しているゆえか遺跡、 遺構、遺物といった物的資料に基づいた記述が多いので、 突厥がウイグルに滅ぼされた過程等は大まかだが、 遊牧の源流からモンゴル帝国の後裔 (こうえい。子孫のこと)の完全な滅亡までについて述べており、 北方民族への知識を深められるだろう。
目次
第一章 始動する遊牧民族 青銅器・初期鉄器時代 遊牧民の登場 家畜馬の到来 エリート層の形成 遊牧王朝の萌芽 第二章 台頭する遊牧王権 匈奴、鮮卑、柔然 ゴビ砂漠の攻防 シン・匈奴像 単于の素顔 みずから鮮卑と号す カガンの登場 第三章 開化する遊牧文明 突厥、ウイグル トルコ民族の勃興 大国の鼻綱 突厥の再興 ウイグルの興亡 第四章 興隆する遊牧世界 契丹、阻卜、モンゴル 契丹と阻卜 モンゴル部族の登場 最初の首都・アウラガ 第五章 変容する遊牧社会 イェケ・モンゴル・ウルス 国際都市の繁栄 大造営の時代 亡国の影
モンゴル帝国の興亡<上> (講談社現代新書 1306)
上・下巻の上巻。
草原の遊牧国家がいかにしてユーラシアの東西を結ぶ大帝国へと成長したのかを、 チンギス=ハンからクビライによる権力掌握までの時代を中心に描いています。
モンゴル遠征軍の主力が10代前半の少年部隊で、彼らは遠征の中で実地訓練を積み、 各地で戦士として成長し、時にはその地に定住し新たなモンゴル社会を築いていきました。
モンゴル高原の千戸群が帝国の根幹であり、 そこに帰属意識を持つことが大カアンの権威の源だったことも解説。 拡大する帝国のダイナミズムと、 内外の対立や動揺の実態を伝える一冊です。
(読者の口コミより)・モンゴル帝国の、世界史の中での位置づけを考えさせられる一冊
・特に悪役、無能として描かれがちな金王朝やホラズム帝国に対しても高く評価し、 チンギスハーンのライバルとして相応しかったことが分かり、 目からうろこが落ちる思いでした。 モンゴル、そして元王朝やイルハン国、キプチャックウルスの発展を知りたい方に必携の一冊です。
目次
序 歴史を語るものたち 1 時代の被造物モンゴル モンゴル・ウルスの誕生 世界征服への道 帝国の動揺 ヨーロッパとの出会い 2 世界史の変貌 クビライの奪権 フレグの旋回 多極化時代の幕明け
興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後 (講談社学術文庫 2352 興亡の世界史)
チンギス・カンが13世紀初頭に築いた「大モンゴル国」がユーラシア全域を緩やかに統合し、 東西の交流を飛躍的に拡大させた歴史的意義を詳述します。
従来「元朝」として中国史の一部とされてきたこの時代を、 世界史の重要な転換点として再評価。
帝国の解体後もその権威と統治システムはロシアのイヴァン雷帝やティムール帝国、 ムガル帝国、大清帝国などに受け継がれ、現代に至るまで影響を及ぼしました。 また、遊牧民の視点から世界史を捉え直し、アフガニスタンの現状にも歴史的背景を探ります。
(読者の口コミより)・本書は、「野蛮で怖い」と思われがちなモンゴル騎馬民族を再評価し、 陸に作り上げられた大帝国の意義と、モンゴル帝国の影響を論じている。
・全体としては面白い話なのだが、やや詰められすぎている面と、 細部に入りすぎて俯瞰的に見えにくくなっているところもあるなと思った。
目次
序章 なんのために歴史はあるのか 第1章 滔滔たるユーラシア国家の伝統 第2章 モンゴルは世界と世界史をどう見たか 第3章 大モンゴルとジャハーン・グシャー 第4章 モンゴルとロシア 第5章 モンゴルと中東 第6章 地中海・ヨーロッパ、そしてむすばれる東西 第7章 「婿どの」たちのユーラシア 終章 アフガニスタンからの眺望
集英社版 学習まんが 世界の歴史 6 モンゴルと東アジア 宋から清前期、朝鮮 (集英社版・学習まんが)
チンギス=ハンが築いたモンゴル帝国を中心に、 東アジアの激動の歴史をまんがでわかりやすく描いた一冊です。
宋が北方の遊牧国家から圧迫を受けつつも経済発展を遂げ、 モンゴル帝国が元王朝としてユーラシアの東西を結び、 文化や経済が大きく発展した様子を具体的に紹介しています。
明の時代には貿易で世界の富が集まり、 清では優れた皇帝のもと多民族国家が広がっていく過程も描かれています。 時代ごとの社会や人々の暮らしも丁寧に取り上げており、 世界史の流れを楽しく学べる内容です。
目次
第1章 宋と遼・金 第2章 モンゴル帝国と東西交流 第3章 明と倭寇 第4章 清帝国の繁栄 第5章 朝鮮の諸王朝
モンゴル帝国の興亡〈下〉 (講談社現代新書 1307)
上・下巻の下巻。
クビライ・ハンの治世から帝国の終焉までを描いた書籍です。 南宋を滅ぼし、イスラム世界とも手を結んだモンゴル帝国は、 陸と海を結ぶ壮大な軍事・行政・経済ネットワークを築き上げました。
しかし、広大な領土を維持する中で内紛や天災、 新興勢力の台頭といった課題に直面します。 クビライ氏が自ら出陣したナヤンの乱など、緊迫した戦いの描写も見どころです。 帝国の統合から分裂、そしてその後の影響までを、 モンゴル側の視点で描き出しています。
(読者の口コミより)・下巻ではクビライによる「大元ウルス」の建設と南宋の併合から帝国の終焉までを描く。 いわゆる「元寇」のモンゴル側の事情や、クビライの世界経営の構想など、 興味深い事実が多々散りばめられている。 特に、帝国の経済システムに関する記述は衝撃的だった。
目次
陸と海の巨大帝国(世界の改造者;草原のゆらめき ほか) ゆるやかな大統合(内陸争乱から東西和合へ;帝国の経済システム) 解体とその後(天暦の内乱;沈みゆくモンゴル世界;モンゴルの裔たち)
ユーラシア史のなかのモンゴル帝国
モンゴル帝国をユーラシア全体の歴史の中に位置づけ、 西洋中心の世界史観を問い直す書籍です。
13世紀に誕生した史上最大級の陸上帝国が、 中国・中央アジア・イラン・ロシアを結び、 民族や宗教、知識が行き交う一体的な世界を生み出した過程を描いています。
ペルシア語史書やマルコ・ポーロの記録、天文学者の交流、 さらには黒死病の拡大を示す環境データまで、多様な史料を用いて〈移動〉と〈環境〉を軸に分析。 帝国の成立から分裂、終焉までを複眼的に捉え、 モンゴル時代がいかにユーラシア世界を結び直したのかを理解できる一冊です。
目次
序章 世界史の交差点 第一章 グローバル・ヒストリーとモンゴル帝国 第二章 帝国を語る史料―ペルシア語とモンゴル帝国 第一部 歴史篇 モンゴル帝国以前の中央ユーラシア史 チンギス・ハンとその後継者たち 中国史におけるモンゴル時代 イラン史におけるモンゴル時代 ロシア史におけるモンゴル時代 中央アジア史におけるモンゴル時代 第二部 史料篇 西方からの眼 改宗―フレグ・ウルスとジョチ・ウルスの場合 天文学―もうひとつの「天文対話」 ラシード・アッ=ディーンとマルコ・ポーロ―彼らから見た中国 第三部 ユーラシア篇 パクス・モンゴリカ―〈換算〉する帝国 ユーラシア・パンデミック 終章 モンゴル時代の終焉―〈奇妙な並行〉
角川まんが学習シリーズ 世界の歴史 6 モンゴル帝国と東西交流 一二〇〇~一四〇〇年
チンギス=ハンとその後継者たちが築いたモンゴル帝国の興亡と、 ユーラシア大陸を舞台にした壮大な東西交流を、 まんがでわかりやすく描いた一冊です。
金や南宋を滅ぼして元を建てたフビライ=ハン、 アッバース朝を滅ぼしてイル=ハン国を樹立した西方遠征、マ ルコ=ポーロの元への仕官、日本遠征や東南アジア遠征など、 多彩なエピソードが満載です。
モンゴル帝国の支配下で活発になった交易路や、 十字軍、イスラーム諸政権の興亡、中世ヨーロッパの都市生活まで、グ 1200〜1400年の世界史を立体的に理解できる内容となっています。
目次
第1章 チンギス=ハンとモンゴル帝国 テムジン チンギス=ハン誕生 モンゴル諸部族の統一 モンゴル帝国成立 帝国の拡大と後継者争い 第2章 ユーラシア大陸の東西文化の交流 フビライ、元を建てる 元に仕えたマルコ=ポーロ 日本や東南アジアへの遠征 東西文化の交流 第3章 ムスリム諸政権の興亡 三つのカリフ政権 サラディンと十字軍との戦い モンゴル侵入とアッバース朝滅亡 ティムール朝の繁栄 第4章 十字軍と中世都市 十字軍の始まり ローマ教皇の権威の高まり 中世都市と市民の暮らし 百年戦争とジャンヌ=ダルク わくわく特別授業
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