金融を理解するためのおすすめ本8選(2026年)
「金融の話は難しそう」「今さら勉強しても遅い気がする」——そう感じているなら、 まずはその思い込みを手放してみてください。
金融は一部の専門家だけのものではなく、 私たちの生活そのものと深くつながっています。 収入、貯蓄、投資、将来への備え。知っているかどうかで、 選択肢も安心感も大きく変わります。
ここでは金融に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる (角川文庫)
大学で学ぶ金融学の全体像を、専門知識がない人でも理解できるよう解説した書籍です。
著者は東京大学で金融学を教えてきた研究者であり、 日本銀行や年金運用の現場にも深く関わってきました。 その経験を生かし銀行の役割や企業倒産の仕組み、 金融政策が経済に与える影響といった基礎から、 債券や株価がどのように決まるのかまで説明しています。
デリバティブを保険にたとえた解説や、アクティブ運用とパッシブ運用の違い、 ビットコインやフィンテックの特徴など、 具体例を通じて理解を深められます。 金融を体系的に学び直したい人におすすめの入門書です。
(読者の口コミより)・うまくまとめられており、わかりやすい。 また、ビットコインやフィンテックなどのトピックも網羅しており、タイトル通りざっと学ぶのにはいい。
・難しいが面白さを感じられる良書
目次
金融とは? 第1部 金融入門 現在財同士の交換の貨幣 現在財と将来財の交換 リスクの変換:将来財同士の交換 銀行の役割 銀行の脆弱性 第2部 ファイナンス入門 リスクとリターン 資産選択 債券利回りの決定 株価決定の基礎理論 効率的市場仮説 ファイナンス応用 金融資本市場のインフラ 第3部 金融論応用 金融政策 非伝統的金融政策 国際金融の理論 国際金融の歴史 金融危機 金融危機後の金融規制監督政策 日本の金融 フィンテック
[新版]この1冊ですべてわかる 金融の基本
金融の全体像を解説した、初心者にもやさしい金融入門書です。
難解になりがちな金融の仕組みを、 歴史や実務の視点を交えて解説しています。 金融がなぜ社会に必要なのかという根本から始まり、 企業のお金の考え方、株式や債券市場の役割、金利や為替の動き、 投資の基本までを一通り学べます。
単なる用語解説にとどまらず、 仕事でどう役立つのかという視点が随所に盛り込まれており、金融業界を目指す学生や、 金融の基礎を体系的に身につけたい社会人におすすめの一冊です。
(読者の口コミより)・わかっているようで実は正確にわかっていない部分をしっかり理解するための良書です。
・基本をおさえる一冊としてとても良い本だと思います。
目次
第1章 金融はなぜ大切なのか 第2章 コーポレート・ファイナンスの基本 第3章 株式市場 第4章 債券市場 第5章 金利を理解しよう 第6章 外国為替市場 第7章 投資の基本 第8章 新しい金融の流れ
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践
「お金は銀行に預けておけば安心」という従来の常識を問い直し、 自分のお金を自分で管理・運用する力の重要性を説いた書籍です。
年金不安や所得格差が広がる現代において必要なのは、 金融商品を正しく理解し、主体的に選ぶ金融リテラシーだと述べます。
現金や預金だけでなく、国債、投資信託、株式、為替、不動産、保険などの特徴を具体的に比較し、 それぞれが持つリスクと役割を解説。 金融を通じて社会とどう関わるかという視点にも触れ、 「自分の安心を自分でつくる」ための思考法を提示しています。
(読者の口コミより)・10年以上前の本ですが、今読んでも様々な金融本に共通する真理が書かれています。
・金融の基本的なことが記されています。 何度も読み返し、インプットしたい内容でした。
目次
第1章 金融リテラシーの必要性 金融リテラシーとは 日本の家計における“リスク資産”の割合 ほか 第2章 金融商品別の視点 分散投資 アセット・アロケーションを理解する 見かけ上のリスクと本当のリスク ほか 第3章 実践 円高と円安、どっちがどっち? 「じゃんけん理論」と「チャート分析」 ほか 第4章 金融を通じた社会責任の遂行 資本主義の二つのほころび 「小さな政府」路線の結果 ほか
[図解]大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる
『大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる』の図解版。 文章だけでなく図や整理された解説によって、 金融に苦手意識がある人でも全体像をつかみやすくなっています。
貨幣の役割やインフレの仕組みといった基礎から、 株式や債券の利回り、リスクとリターンの関係、 金融政策が経済に及ぼす影響までを段階的に解説しています。
マイナス金利政策がなぜ議論を呼ぶのか、 サブプライム問題とは何だったのか、 ビットコインやフィンテックは社会をどう変えるのかといったテーマも取り上げ、 ニュースの背景が理解できる構成です。
(読者の口コミより)・金融の初心者には、ニュースで出てくる知らない用語の背景などをざっくり解説してくれる良書であった。
・図解でわかりやすい
目次
1 金融入門 貨幣の3つの機能 貨幣の価値を損なうインフレーション 貨幣同士の競争 ほか 2 ファイナンス入門 様々な資産 各資産の利回り リスクプレミアム ほか 3 金融論応用 中央銀行の目標 金融政策の波及経路 インフレコントロールの歴史 ほか
ファイナンスの世界史 金融技術と金融ビジネスの歩み
金融の仕組みとビジネスがどのように誕生し、発展し、時に暴走してきたのかを、 歴史の流れに沿って描いた書籍です。
十字軍遠征や大航海時代の資金調達から説き起こし、 商人や銀行家の登場、株式会社や証券市場の成立へと話を進めます。 国家財政を支えるために発展した金融が、 南海会社バブルのような投機を生み出した過程や、 産業革命を背景に資本市場が巨大化していく様子も解説。
金融は経済成長を支える一方で、なぜ危機を引き起こすのか。 その光と影を数多くのエピソードで理解でき、 現代の金融ニュースを読み解く視点が身につく内容です。
(読者の口コミより)・各国史からは見えてこない西洋全域をまたぐダイナミズムが描き出されており、ファイナンスが西洋史を動かす動力源になってきたことが分かる。
・難しいけど教養として面白いです
目次
第1章 ファイナンスと金融ビジネスの始まり 第2章 中世物語の始まり──十字軍遠征とファイナンス 第3章 商業取引の拡大とファイナンス──マーチャントからバンカーへ 第4章 金融業務のボーダレスな展開──マーチャント&バンカーの隆盛 第5章 大航海と交易のさらなる遠隔・広域化の始まり──地中海から大西洋へ 第6章 株式会社の産声──ジョイントストックカンパニーの誕生 第7章 君主の放漫と財政破綻──「国家」債務の肥大とファイナンス 第8章 慢性的財政赤字とファイナンス方法の多様化──イギリスを中心に 第9章 カストディ機能から誕生した現代商業銀行──金匠銀行による信用創造とファイナンス 第10章 国家債務としての銀行券の確立──中央銀行の創設 第11章 不特定多数からのファイナンス──証券市場の成立 第12章 庶民を熱狂させた投機商品──商品デリバティブの店頭取引 第13章 証券市場の発展──ニューヨーク証券取引所 第14章 コーポレートファイナンスへの第一歩──産業革命と証券発行市場の拡大 第15章 金融による支配への根強い嫌悪──中央銀行の創設が遅れたアメリカの特異性 ほか
お父さんが教える 13歳からの金融入門
13歳の子どもにも理解できるように、 お金と金融の基本を解説した金融入門書です。 弁護士としての経験を生かし、息子に教えるつもりで金融の仕組みを説明しています。
お金の種類や支払い方法といった身近な話題から始まり、 株式や債券の仕組み、株の売買、金利の考え方、 企業分析の基本までを具体例とイラストで紹介。
ヘッジファンドやベンチャーキャピタル、 プライベート・エクイティといった少し難しいテーマにも触れ、 金融の世界の広がりを感じられる構成です。 若い世代はもちろん、金融を基礎から学び直したい大人にも役立つ一冊です。
(読者の口コミより)・子供の頭が柔らかいうちからお金について正しい考え方を知ることは一生役に立つことまちがいなしです。 大人もわからないから。
・今までお金の教育がされていなかったので大人でも読むと凄くためになる。
目次
カネ、カネ、カネ おカネのいろいろな支払い方 株式市場はかっこいい 株を売買してみよう オプション(知ってると友だちに自慢できるよ!) ファンド(めちゃくちゃ大きなおカネの停留所) 債券と譲渡性預金(退屈だと思ったら大まちがい!) 企業分析(マジで、これをやるとすごく賢くなれる) おカネを借りる(絶対に、借りすぎないこと!) 金利(寝てるあいだに儲けよう) 純資金(君の持ち物の価値は?) 税金(安ければ安いほどいいね) 経済(ビジネス中のビジネス) ベンチャー・キャピタルとプライベート・エクイティ(大きく賭けて、大きく儲ける) おカネに賢く(クラスでいちばんになろう!) これでおしまい―じゃなくて、これが始まり
平成金融史-バブル崩壊からアベノミクスまで (中公新書 2541)
バブル崩壊からアベノミクスに至るまでの約30年間を、 金融政策の視点から振り返った日本金融史です。
当時の金融当局や関係者への取材をもとに、 なぜ危機への対応が遅れ、問題が先送りされ続けたのかを検証しています。
土地バブルの崩壊後、不良債権処理に踏み切れなかった結果、 金融機関の破綻が相次ぎ、拓銀や山一証券の経営破綻へと発展していく過程を描写。 ゼロ金利政策や公的資金注入、竹中プラン、リーマン危機後の量的緩和、 異次元緩和までを整理し、日本経済が長期停滞から抜け出せなかった背景を明らかにします。
(読者の口コミより)・金融業界(銀行、証券、生保)を安定させるべく、全力を尽くした人(政治家、行政官、日本銀行、民間の銀行関係者)のドラマです。
目次
プロローグ 「平成」の幕開き、鬼平の後悔 第1章 危機のとばくち―バブル崩壊と大いなる先送り 土地バブルに「劇薬」投与 未曽有の金融不祥事 ほか 第2章 金融危機、襲来―拓銀・山一、連鎖破綻の衝撃 ビッグバンの打算と誤算 「大臣保証」と奉加帳 ほか 第3章 二波、そして三波―迷走する長銀処理、竹中プランの出現 長銀危機の勃発と迷走 日債銀破綻と第二次資本注入 ほか 第4章 脱デフレの果てなき道―リーマン危機から「異次元緩和」へ 緩和解除とアベノミクスの萌芽 リーマン危機、そのとき東京で ほか エピローグ 安倍から黒田へ、新たな「指示」
教養としての金融危機 (講談社現代新書 2648)
この100年ほどの世界史で繰り返し起きてきた金融危機を、 「物語」として理解できるよう整理した書籍です。
大恐慌やニクソンショック、オイルショック、アジア通貨危機、 リーマンショック、ユーロ危機まで、代表的な9つの危機を取り上げ、 それぞれがなぜ起こり、どのように収束したのかを因果関係で解説しています。
金本位制や固定相場制といった制度の特徴、資金の国際的な流れ、 投資家の心理や政策当局の判断が、 危機をどう拡大・沈静化させたのかが描かれます。 同じ構図が何度も繰り返される点を示すことで金融危機の本質が浮かび上がる構成です。
(読者の口コミより)・歴史というのは細部にこだわるとわけがわからなくなるので、まずは本書で金融危機それぞれのおおまかな特徴を掴んでおくのがいいと思う。
目次
序 国の黒字・赤字とはどういう意味か?―国際金融の仕組み 第1の危機 なぜ史上最悪の危機は起きたのか?―金本位制、大恐慌、ドイツを巡る資金の流れ 第2の危機 なぜブレトンウッズ体制は崩壊したのか?―固定相場制、ドルの垂れ流し、ニクソンショック 第3の危機 なぜドルは大暴落したのか?―変動相場制、オイルショック、インフレ 第4の危機 日米・米独貿易摩擦は乗り越えられたのか?―プラザ合意、円高パニック、バブル発生 第5の危機 発展途上国の債務危機はなぜ同時多発したのか?―ラテンアメリカ大混乱、IMFプログラム、ブレイディープラン 第6の危機 アジア通貨危機とは一体何だったのか?―サドンストップ、パニックの伝播、アジア通貨基金 第7の危機 米国発金融危機はなぜ起こらなかったのか?―ヘッジファンド、質への逃避、FRBの介入 第8の危機 世界金融危機を引き起こした複合的要因とは?―リーマンショック、金融工学過信、群集心理 第9の危機 絶体絶命のユーロを救った「一言」とは?―単一通貨導入、ギリシャ危機、ドラギマジック 第10の危機? 次の危機はどこで起こるのか?―新型コロナ、債務累積、資産価格高騰
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