牧野富太郎(植物学者)のおすすめ本8選(2026年)
植物学の父と称される牧野富太郎氏。 野に咲く小さな花に一生を捧げたその情熱は、 時代を超えてなお私たちの心を揺さぶり続けています。
高知の山里で植物と出会い、 独学で学びながら新しい世界を切り開いていった彼の歩みは、 努力や情熱という言葉だけでは語り尽くせません。
ここでは牧野富太郎氏に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
牧野富太郎植物画集
日本の植物分類学の父と呼ばれる牧野富太郎博士の優れた植物画を集めたものです。
高知県出身の牧野博士が発見し命名した植物を中心に、 精密で美しい植物図が収録されています。コ オロギランやジョウロウホトトギス、ホテイランなど、 珍しい植物の細密画を通じて、博士の卓越した観察眼と画才を堪能できます。
(読者の口コミより)・やはり植物学の父。その緻密さ・精巧さから、いかに植物に人生を捧げたかわかります。らんまんの万太郎さんの植物画もすごかったけど、やはり富太郎博士はすごいです!
目次
コオロギラン ジョウロウホトトギス ホテイラン ヤッコソウ ツチトリモチ ヒメキリンソウ ガマズミ キョウチクトウ・ソケイノウゼン コウシンソウ バイカオウレン〔ほか〕
オリジナル普及版 牧野日本植物圖鑑
牧野富太郎氏の代表作『牧野日本植物圖鑑』初版の復刻版です。
A5判のオリジナル版の雰囲気をそのまま再現しつつ、ソフトカバーで軽量化し、 手に取りやすい普及版として刊行されました。
日本固有種を中心に、外国産の植栽種や帰化植物を含む3206種以上を収録し、 精密な線画と独特の文体による解説が特徴です。 最新のスキャニング技術により高品質な復元を実現し、 牧野氏の植物学の集大成を手軽に楽しめる一冊となっています。
(読者の口コミより)・私がこの図鑑を購入したのは、詳細な手書きの植物がのっている完全復刻ということで記念版品として購入しました。実用的には、最近販売されている図鑑の方が、カラーとかで見やすいと思います。
牧野富太郎 なぜ花は匂うか (STANDARD BOOKS)
日本植物学の父と称された牧野氏が晩年に執筆した随筆集です。 74歳から94歳にかけて綴られた23篇には、花や樹木の特性、 標本作りの工夫、そして植物に向ける深い愛情が込められています。
世界的に稀少な水生植物ムジナモの発見や、 「植物と心中する男」と自らを語るほど研究に没頭した姿から、 氏の真摯な生涯が浮かび上がります。
繊細で美しいスケッチと共に、植物と共に生きる喜びを伝える一冊であり、 研究者としての厳しさと無償の情熱を感じ取ることができます。
(読者の口コミより)・花や木が好きな人なら、楽しくてしょうがない本です。 そして、牧野さんの植物愛がすさまじい。
目次
なぜ花は匂うか 植物と心中する男 植物に感謝せよ 世界的の稀品ムジナモを日本で発見す 若き日の思い出 松竹梅 ツバキ、サザンカ、トウツバキ 仰向け椿 スミレ講釈 桜〔ほか〕
ヤマケイ文庫 牧野富太郎と、山
牧野富太郎氏が、植物観察や採集のために全国の山々を訪れた際の体験をまとめたエッセイ集です。
幼少期の思い出から、利尻山での遭難寸前の経験、高山植物の魅力まで、 35編の多彩なエッセイが収録されています。 北海道の羊蹄山、尾瀬、日光山、伊吹山など、日本各地の山々が登場し、 牧野氏の植物への情熱と山歩きの楽しさが伝わってきます。
各山のデータも掲載され、牧野の足跡を辿る山歩きガイドとしても活用できる一冊です。
(読者の口コミより)・当時のその山に一緒に採取に行ったかのように、細かな事が書かれていたり。 読んでいて自分も植物採取に行ったような気持ちになりました。
目次
北海道から東北(利尻山とその植物(利尻山) シリベシ山をなぜ後方羊蹄山と書いたか(羊蹄山) ニギリタケ(恐山) ほか) 関東甲信越から中部(山草の分布(栗駒山、鳥海山、戸隠山、駒ケ岳など) 長蔵の一喝(尾瀬) アカヌマアヤメ(日光山) ほか) 近畿から中四国、九州(東京への初旅(伊吹山) 『草木図説』のサワアザミとマアザミ(伊吹山) アセビ(六甲山) ほか
牧野富太郎の植物図鑑
日本の植物分類学の父と呼ばれる牧野富太郎氏の生涯と業績を、 彼が描いた植物図を通じて紹介しています。
18歳から94歳で亡くなるまでの足跡を年代順にたどり、 「牧野式」と呼ばれる精密な植物図の成立過程や全国での採集活動を詳しく解説しています。 貴重な予備図や準備図、使用していた道具なども掲載され、 牧野の植物への情熱と緻密な観察眼を垣間見ることができます。
(読者の口コミより)・牧野先生の生き様、植物への愛情が細やかに表現されてました
・手書きと思えぬほど、素晴らしい
目次
第1章 欧米の植物学からの刺激 1880~1887年(18~25歳) (ギンリョウソウ(ツツジ科) コシアブラ(ウコギ科) ほか) 第2章 「牧野式」植物図の確立 1888~1891年(26~29歳) (ジョウロウホトトギス(ユリ科) ヤブツバキ(ツバキ科) ほか) 第3章 採集のため全国を飛び回る日々 1892~1899年(30~37歳) (シダレザクラ(バラ科) バイカオウレン(キンポウゲ科) ほか) 第4章 植物と心中した晩年 1900~1957年(38歳以降) (ヤマザクラ(バラ科) コウシンソウ(タヌキモ科) ほか) 第5章 実りのスケッチ (ミツバアケビ(アケビ科) トベラ(トベラ科) ほか)
草木とともに 牧野富太郎自伝 (角川ソフィア文庫)
牧野富太郎氏の自伝的エッセイ集です。
独学で植物学を修め、50万点もの標本と観察記録を残した94年の生涯が、 幼少期の思い出から植物研究の逸話まで、生き生きと綴られています。 「狐の屁玉」や「ムジナモ発見物語」など、ユーモアあふれるエピソードも収録。 植物への深い愛情と洞察力が随所に感じられ、人生哲学や自然観も垣間見える一冊です。
(読者の口コミより)・草木への愛情がヒシヒシと伝わる。自分の好きなことにまっしぐらだった人生だということがとてもよくわかった。
目次
想い出すままに 幼少のころ 地獄虫 狐の屁玉 寺子屋時代 永沼小一のこと 火の玉を見たこと 佐川の化石 自由党脱退 東京への初旅 狸の巣 三好学博士のこと 池野成一郎博士のこと 破門草事件 イチョウ騒動 矢田部教授の溺死 西洋音楽事始め ロシア亡命計画 わが初恋 ムジナモ発見物語り 貧乏物語り すえ子笹 哀しき春の七草 大震災の頃 川村清一博士のこと 桜に寄せて 長蔵の一喝 私の健康法 自然の中に 石吊り蜘蛛 昆虫の観察 紙魚の弁 盗賊除け あずさ弓 万葉スガノミ考 シーボルト画像 小野蘭山の髑髏 熱海の緋寒桜 俚謡の嘘 御菜葉考 ニギリタケ アケビの実 霊草マンドレーク 仰向け椿 ユリ談義 美男かずら オリーブのこと 不許葷酒入山門 ナンジャモンジャの木 親の意見とナスビの花 用便の功名 秋田ブキ談義 中国の烏飯 スミレ談義 地耳 珍名カッペレソウ 水仙一席ばなし サフラン渡来考 ヤマノイモ談義 谷間の姫百合 浮き草を眺めて 正月の植物 牧野一家言 牧野富太郎著書目録 牧野富太郎伝記
牧野富太郎: 植物の神様といわれた男
植物学者・牧野富太郎氏の生涯を、子どもにもわかりやすく描いた人物伝です。 幼いころから植物に強い関心をもち、自然の中で観察を重ねながら、 四十万点もの標本を集め、千五百以上の植物に名を残した歩みを紹介します。
研究に打ち込む情熱や、分かるまで調べ続ける粘り強さ、 日本の植物学を発展させた行動力が伝わります。 貧しい生活の中で妻・寿衛氏をはじめ多くの人に支えられた人間味あふれる姿も描写。 挑戦することの大切さや、好きなことを貫く尊さを学べる一冊です。
(読者の口コミより)・学童向けに書かれた本なので、大変読みやすかった。牧野富太郎さんがいかに植物に対して情熱を傾けていたのか、スエさんの支えがどれほどのものだったのかなど、氏の一生を知るには十分たる本であった。
目次
第1章 新しい時代 第2章 名まえ 第3章 東京へ 第4章 決心 第5章 東京大学 第6章 結婚 第7章 貧乏とのたたかい 第8章 『大日本植物志』 第9章 スエコザサ 第10章 草花と生きて
牧野富太郎自叙伝 (講談社学術文庫 1644)
牧野富太郎氏の自叙伝です。
幼少期から植物に親しみ、 独学で研究を続けた牧野の波乱に満ちた95年の生涯が、 独特の語り口で綴られています。
権威との対立や貧困に屈せず、 60万点もの標本採集と2500種以上の植物命名を成し遂げた情熱が伝わってきます。 自叙伝に加え、牧野氏の随想や娘による回想も収録され、植物学者としての業績だけでなく、 素顔も垣間見ることができる一冊です。
(読者の口コミより)・牧野さんがどのように育ち、如何に植物を愛しているかがメインだが、生活力が低くて借金が増える事、子どもが沢山いたこと、大学での苦労など人間的な部分もよく伝わってくる。
目次
第1部 牧野富太郎自叙伝 幼年期 自由党から脱退 東京近郊における採集 ほか 第2部 混混録 所感 私の健康法 余ガ年少時代ニ抱懐セシ意見 ほか 第3部 父の素顔 牧野鶴代 黒紋付の羽織 スズメバチの大群 剪定バサミを探して ほか
関連記事