ユング心理学を理解するためのおすすめ本10選(2026年)
人間の心の奥深くに潜む無意識の世界を探求し、 現代心理学に革命をもたらしたカール・グスタフ・ユング。 彼の理論は私たちの日常生活や人間関係、さらには社会全体の理解にも大きな影響を与えています。
そこで今回はユング心理学が学べるおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
自我と無意識 (レグルス文庫 220)
C.G.ユング氏が自らの心理学の基本的な概念をわかりやすく解説した一冊です。
ペルソナ、アニマ、アニムス、自己といったユング心理学の主要なテーマを取り上げ、 読者に対して平易に説明しています。 ユング氏の多年にわたる経験を基に、初心者でも理解しやすいように書かれており、 ユング心理学の入門書として最適です。
(読者の口コミより)・濃縮された思索を追って読む醍醐味があります! 理路整然と考えるのがお好きな人向けの良書だと思います。
目次
第1部 意識に対する無意識の作用 第2部 個性化
ユング心理学入門: 〈心理療法〉コレクション I (岩波現代文庫 学術 220 〈心理療法〉コレクション 1)
日本初のユング心理学の本格的入門書です。
著者の処女作でありながら、ユング派心理学の入門書として長年読み継がれてきた名著です。 本書は、河合心理学の出発点として、ユング心理学の基本的なテーマを多く含んでいます。
文庫版には、著者がユング心理学を学ぶに至った経緯も収録されており、 河合氏のユング心理学への深い理解と熱意が感じられる一冊です。
(読者の口コミより)・ユングの考えが網羅的かつ要点を絞って書かれており、入門書として最適だと感じた。全体的に抽象的・直観的なユングの考えが非常にうまくまとめられていて感動した。
目次
序説 ユング心理学に学ぶ 第1章 タイプ 第2章 コンプレックス 第3章 個人的無意識と普遍的無意識 第4章 心像と象徴 第5章 夢分析 第6章 アニマ・アニムス 第7章 自己
無意識の構造 (中公新書 481)
ユング派心理療法家の河合隼雄氏が著した、無意識の世界を解明する一冊です。
私たちが「われ知らずにしてしまった」と感じる行動の背後には、 無意識の深層が関与しており、 具体的な症例や夢の分析を通じて、この不思議な心の動きを探求します。
男性と女性の無意識における異性像の現れ方や、 マザー・コンプレックスに根ざす心のエネルギーの退行についても考察しています。
(読者の口コミより)・中公新書の文字の大きさと配置、紙質、色その他、大好きです。 難解なユング心理学をこれだけ分かりやすく、優しい筆致で解説されている河合隼雄氏、 何を読んでも「すごい人だなあー」と思います。
目次
1 無意識へのアプローチ 無意識のはたらき コンプレックス 心の構造 2 イメージの世界 イメージとシンボル 心的エネルギー 夢 3 無意識の深層 グレートマザー 元型 影 4 無意識界の異性像 ペルソナと心 アニマ アニムス 男性と女性 5 自己実現の過程 自我と自己 自己のシンボル マンダラ 個性化の過程
魂にメスはいらない ユング心理学講義: ユング心理学講義 (講談社+アルファ文庫 F 1-1)
河合隼雄氏と谷川俊太郎氏が共著で届ける、ユング心理学の奥深さを探る一冊です。
人間の心がなぜ病むのか、その根源を探る名講義として、多くの読者に支持されています。 つまずきや病みを経験することがある人間の心に寄り添い、 人間の心の奥底に潜む普遍的なテーマに迫る一冊となっています。
(読者の口コミより)・「魂にメスはいらない」というタイトルが良い。 曼荼羅、箱庭療法など、西洋と東洋、日本的なるものはなにか、またそれは西洋世界の真髄をなすものと、どのくらい共通項があるのか、など、今現在の河合氏の学説の雛型が垣間見える。
目次
心の病いとは何か 夢でもうひとりの自分に気づく 心がだんだん癒えてくる 魂の扉をひらく 死を抱きしめる 谷川俊太郎詩解釈 カール・グスタフ・ユング略年譜
心のトリセツ「ユング心理学」がよくわかる本 (PHP文庫)
ユング心理学の核心を誰もが理解できるよう分かりやすく解説しています。 著者は日本人にはユング心理学が最も適していると主張し、 心の病を治す「夢分析」、個性を理解する「8つのタイプ」、 意識に影響を与える「元型」などを紹介しています。
「意識・無意識」「第二の人格」「普遍的無意識」「コンプレックス」といった概念や、 「シャドー」「ペルソナ」「アニマ・アニムス」などの重要な要素も探求。 さらにユングのオカルトに対する見解も取り上げ、心理学の深層に迫ります。
目次
「ユング心理学」の基礎知識―ユング心理学の基本「意識・無意識」「第二の人格」「心の病の克服法」を押さえておこう 人の心には自分の知らない「もうひとりの自分」がいる 意識と無意識のバランスが崩れると心の病にかかる ほか 2 心のタイプ・性質を見てみよう―ユング心理学の「普遍的無意識」「タイプ論」「コンプレックス」を知っておこう ユング心理学の「心のセット要素」とは? 無意識は人格形成の助けにもなる ほか 3 心の元型・闇をのぞいてみよう―人の心の行動を決める重要なプログラム「元型」や「シャドー」「ペルソナ」「アニマ・アニムス」を探ってみよう 元型は古今東西人類共通のもの 元型にはさまざまな種類がある ほか 4 ユングと「オカルト」の世界―ユングは、霊、UFO、占いなどをどのようにとらえていたのだろう? ユングはどのようにオカルトと出合ったのだろう? ユングはキリスト教を信じきれなかった ほか
自分を再生させるためのユング心理学入門
ユング心理学の基本を分かりやすく解説した一冊です。 著者は失敗や挫折を成長のチャンスと捉え、 個性化を通じて「自分らしく生きる」重要性を伝えています。
ユング派の夢分析やタイプ論、シンクロニシティなど、 心のバランスを取るための知恵を学びながら、日常生活に役立つ実践的な方法も紹介。 ユング心理学を通して、自分を深く理解し、 より充実した人生を歩むためのヒントを得られます。
(読者の口コミより)・ユングの心理学はふわふわとしていてその全体の体系や主眼がなかなか掴み取りづらいと感じていましたが、この本はとても分かりやすく全体の流れや概念のつながりが丁寧に説明されているなと感じました。
目次
第1章 失敗や負けは変化のチャンス―個性化 第2章 内なる住人の声を聞く―ユング派の夢分析 第3章 人生の理不尽を引き受ける―内なる親 第4章 こころはバランスを求める―心的エネルギーと補償 第5章 自分の意識のあり方を知る―タイプ論 第6章 目に見える世界がすべてではない―シンクロニシティ 第7章 人生には答えよりも大事なものがある―対立概念と第三のもの 第8章 ユング心理学を現実の生活に活かす 第9章 ユング心理学を学ぶには
ユング心理学と仏教 (岩波現代文庫 〈心理療法〉コレクション V) (岩波現代文庫 学術 224 〈心理療法〉コレクション 5)
ユング心理学の視点から仏教を探求する河合隼雄氏の講演集です。
世界的なユング心理学者が招かれるフェイ・レクチャーに日本人として初めて招聘された河合氏は、 ユング派の分析を進める過程で、仏教の力を意識するようになった自身の経験を語ります。
臨床経験や牧牛図、禅、華厳の教えなどを通じて、 心理療法と仏教との深い関わりを初めて本格的に論じています。
(読者の口コミより)・心理療法家が長い時をかけて修行僧のように治療を進め、自身を深めてゆくようすが感動的。東洋の自我(悟りへの道?)の諸相を描く「十牛図」には新鮮な驚きを覚える。
目次
ユング心理学と仏教 ユングか仏教か 牧牛図と錬金術 「私」とは何か 心理療法における個人的・非個人的関係 フェイ・レクチャー紀行―日本の読者のために 現代人と宗教―無宗教としての宗教
人は迷いをどう解きほぐせるか ―フロイトかユングかアドラーか
三大心理療法家の名言をもとに迷いや悩みを解決するための方法を探る本です。 フロイト、ユング、アドラーの言葉を通じて、 迷いが不幸ではなくむしろ人生の一部であることを学びます。
例えば、フロイトは「幸福になる方法は自分で実験してみなければ分からない」と説き、 ユングは「内側を見る人は悟る」と述べます。 また、アドラーは「人生最大の危険は、用心しすぎること」と警告。 迷いを楽しみながら自分自身を知り、より良い人生を歩むヒントが詰まった一冊です。
(読者の口コミより)・ありがちな4つの迷い毎に、フロイト、ユング、アドラーの言葉をほぼ均等に引用して、3人の相違点に触れれながら、最新の心理学関連の知見も加えて再構成しているのでとてもバランス良く理解できました。
目次
第1章 「幸せ」への迷い アドバイスをするのは、疑わしい治療です。 みんな、責任を恐れるものなのです。 ほか 第2章 「やる気」への迷い 人生最大の危険は、用心しすぎることです。 才能というものはありません。プレッシャーがあるだけなのです。 ほか 第3章 「自己肯定感」への迷い 真っ当な方を連れてきてください。私がその方を治療してあげましょう。 愛されていると確信している人間は、どれほど大胆になれることでしょう。 ほか 第4章 「人間関係」への迷い 自ら進んで求めた孤独や孤立は、人間関係から生まれる苦悩への最も手近な防衛となるでしょう。 われわれ人間はわかり合えない存在だからこそ、信じるしかないのです。 ほか
臨床ユング心理学入門 (PHP新書 4)
山中康裕氏がユング心理学の本質を平易な言葉で解説する一冊です。
著者は、自身の豊富な臨床経験をもとに、ユング心理学の核心である無意識、夢、自己実現について詳述しています。
クライアントたちとのドラマや、 ユング心理学の巨匠である河合隼雄氏との出会いについても触れ、 読者に新たな視点を提供します。
(読者の口コミより)・著者の臨床経験を通して、ユング心理学における無意識・夢・自己実現などを平易な語り口で展開しています。自己という存在を客観視するための手段としての入り口にふさわしいと感じます。
目次
序章 臨床ユング心理学への道 第1章 臨床ユング心理学の歴史 第2章 ユング心理学の基礎 第3章 ユングの個性化過程 第4章 臨床ユング心理学の実践 終章 臨床ユング心理学の未来
ユング心理学のはじまりとおわりとこれから
ユング心理学の歩みを、鋭くかつ平易にひもとく入門と探究の書です。 ユングが体験を通して築いた心理学の根幹――無意識、魂、宗教、芸術、 そして錬金術への関心までをたどり、その思想の広がりと深さを浮かび上がらせます。
前半では精神科臨床や論理的研究に基づくユングの理論形成を紹介し、 後半ではヒルマン氏による元型的心理学、 ギーゲリッヒ氏の内性学としての心理学へと続く新たな展開を解説。 難解に捉えられがちなユング思想を、 現代に生きる私たちの心の問題と結びつけながら理解できるよう導く一冊です。
(読者の口コミより)・時代の変遷の中でユングがどのように自分の心と向き合っていたのかが丁寧に書かれていて、心理学を実践するとはどういうことか、迫力をもって伝わってきます。
目次
第一章 ユング心理学のはじまり―もう一つの世界、解離を生きる心 第二章 科学者としてのユング―言語連想と、コンプレックスと、タイプ論 第三章 無意識との対決―ファンタジーと共にあること・言葉にすること・制作すること 第四章 新たな未知との出会い―旅、集合性の見直し、錬金術 第五章 ユング晩年の思想―錬金術から始まる芸術・文化・宗教 第六章 ユング心理学の新たな展開1 ジェイムズ・ヒルマンの元型的心理学―イメージの豊かさ・脱人間化の可能性・ソウル=メイキング 第七章 ユング心理学の新たな展開2 ヴォルフガング・ギーゲリッヒの内性学としての心理学―歴史性とサイコロジー=メイキング 第八章 ユング心理学と現代―テクノロジーと日本の心
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