中村哲のおすすめ本9選|命懸けで人々を救った医師(2026年)

医師であり人道支援家として知られる中村哲氏は、 30年以上に渡りアフガニスタンの過酷な状況の中で医療と復興に尽力しました。 彼の活動は、単なる医療行為を超え、人々の希望を灯し、未来を拓くものでした。

天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い
中村 哲(著)
発売日: 2013-10-24

中村哲氏がアフガニスタンで30年間にわたり行った活動を描いた感動の記録です。

中村医師は医療支援から始まり、干ばつと闘うための灌漑事業に取り組み、 現地の人々と共に命の水を生み出しました。 本書はその奮闘と成果を通じて、困難な状況下での人道支援の重要性と可能性を伝えています。 中村医師の献身的な姿勢と、現地住民との深い絆が鮮やかに描かれており、 読者に深い感動を与る一冊です。

(読者の口コミより)

・他の国の人や全く別の宗教を信仰している人も我々とおんなじ人間で、そういった人たちの命も大切だということを身をもって示してくれていた方だと思いました。

目次

第1部 出会いの記憶1946~1985
 天、共に在り
 ペシャワールへの道

第2部 命の水を求めて1986~2001
 内戦下の診療所開設
 大旱魃と空爆のはざまで

第3部 緑の大地をつくる2002~2008
 農村の復活を目指して
 真珠の水―用水路の建設
 基地病院撤収と邦人引き揚げ
 ガンベリ沙漠を目指せ

第4部 沙漠に訪れた奇跡2009~
 大地の恵み―用水路の開通
 天、一切を流す―大洪水の教訓

中村哲対談集 人・水・命

中村哲対談集 人・水・命
中村哲(著), ペシャワール会編(著)
発売日: 2025-12-04

中村哲氏が各界の識者と交わした対話を通して、 人間の尊厳と国際支援の本質を問い直す一冊です。

ハンセン病治療から出発し、 アフガニスタンでの用水路建設へと歩みを進めた現地活動の経験をもとに、 「医者の仁義」や水の確保が命を支えるという実感を語ります。

井上ひさし氏や養老孟司氏らとの対話では、 戦争、民主主義、希望といった重いテーマにも率直に向き合います。 異なる文化の奥底で人はつながれるという信念が、静かな迫力で伝わる記録です。

(読者の口コミより)

・対談なので、飽きずに読めます、心に残る言葉もいっぱいでした。

・こういう人にこそ、ノーベル平和賞ですよね。もっと評価されるべき。

目次

徳水進 ハンセン病に始まる「医者の仁義」
井上ひさし 日本人にいま何ができるか
池澤夏樹 アフガニスタン、そしてイラク 殺す理由は何もない
鶴見俊輔 いま足下にある希望
養老孟司 先進国はアフガンという「田舎」が怖いのだ
原尞 同級生おじさん対談
辰野勇 手弁当形式を崩さずに
菅原文太 ほとんど人力
大澤真幸 真理は地下水みたいなもの
半藤一利 民主主義で人は幸せになれるのか

中村哲という希望――日本国憲法を実行した男

中村哲という希望――日本国憲法を実行した男
佐高信(著), 高世仁(著)
発売日: 2023-12-25

佐高信氏と高世仁氏の共著で、中村哲氏の生涯とその思想を描いた作品です。

著者たちは中村氏の実践とその背後にある信念を詳細に掘り下げ、 彼の活動がいかにして現地の人々の生活を変えたかを語ります。 中村氏の生き方・平和主義が現代社会における希望と勇気を象徴するものであることを主張しています。

(読者の口コミより)

・中村哲さんの活動を無駄にさせない為にも、日本の憲法や国際平和を考える上でも、大変勉強になった1冊でした。

目次

第1章 戦わないために闘う(中村哲医師、七三年の歩み;軍拡の岸田か平和の中村か ほか)
第2章 テロリズムとグローバリズム(メディアが嫌いな理由;アメリカの空爆はテロリズム ほか)
第3章 「義」に生きる(川筋の人、中村哲;蝶と山 ほか)
第4章 平和とは戦争がないことではない(最高級の民間外交官;タリバンとIS ほか)

わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと

わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと
中村 哲(著)
発売日: 2021-10-25

中村哲氏が出演したNHK「ラジオ深夜便」の6番組から、 インタビューに答える肉声を再現した貴重な証言録です.

宮沢賢治の名作「セロ弾きのゴーシュ」との出会いを通じて、 自身の活動と思想を語っています。 中村哲氏がアフガニスタンでの医療支援や農業支援を行いながら、 困難に直面しても希望を失わず、人々との絆を深めていく姿が描かれています。

(読者の口コミより)

・中村哲先生の言葉は、誠実で、まさに宮沢賢治が目指した「でくのぼう」のようである。私たちが知らないアフガニスタンの真実、そして人として生きる幸せについて考えさせられた。

目次

第1章 ハンセン病根絶を目指して 一九九六年二月二十二日(中村哲49歳)
第2章 もの言わぬ民の命を 二〇〇二年二月十六日(中村哲55歳)
第3章 アリの這う如く 二〇〇四年六月五日(中村哲57歳)
セロ弾きのゴーシュ 宮沢賢治
第4章 命の水 二〇〇五年八月二十日(中村哲58歳)
第5章 難民と真珠の水 二〇〇六年九月十六日(中村哲60歳)
第6章 開通した命の用水路 二〇〇九年十二月五日(中村哲63歳)
終章 来たる年も力を尽くす 二〇一九年十二月四日発行「ペシャワール会報」一四二号より(中村哲73歳)

大地をうるおし平和につくした医師 中村哲物語

大地をうるおし平和につくした医師 中村哲物語
松島恵利子(著)
発売日: 2022-07-23

小学校高学年からの読者に向けて書かれており、 【第69回 青少年読書感想文全国コンクール】 小学校高学年の部(5、6年生)課題図書に選ばれています。

松島恵利子が著した、中村哲医師の感動的な人生とその功績を描いた一冊です。 中村医師がアフガニスタンで展開した医療支援と灌漑事業を中心に、 医療から農業支援へと活動の幅を広げ、 干ばつに苦しむ土地を緑豊かに変えた中村医師の姿が描かれています。

(読者の口コミより)

・すごく読みやすい伝記で、登場人物達が活き活きと書かれてています。 子供にも大人にもおすすめです。

目次

第1章 昆虫博士に憧れた少年
第2章 動き出した運命の歯車
第3章 ハンセン病と闘う日々
第4章 ある患者との出会い
第5章 アフガニスタンに診療所を作る
第6章 乾ききった大地 水を求めて
第7章 アフガニスタンへの攻撃
第8章 緑の大地計画
第9章 よみがえる大地

人は愛するに足り,真心は信ずるに足る: アフガンとの約束 (岩波現代文庫 社会 328)

人は愛するに足り,真心は信ずるに足る: アフガンとの約束 (岩波現代文庫 社会 328)
中村 哲(著), 澤地 久枝(著)
発売日: 2021-09-17

中村哲医師と澤地久枝氏による共著です。

中村医師はアフガニスタンでの医療活動と農業支援を通じて、 困難な状況下で人々と真摯に向き合い、彼らとの絆を築きました。 本書はその実際のエピソードを通じて、 人間の持つ真心と愛の力がいかにして現地の人々の生活を変えたかを描いています。

(読者の口コミより)

・中村哲医師とのインタビューなので、パキスタン・アフガニスタンでの支援活動をはじめ、様々なテーマに関するお考えが生々しく伝わってきます。お勧めできます。

目次

1 高山と虫に魅せられて
 ペシャワールとの縁
 二〇〇一年十月、衆議院
 髭と帽子
 伯父火野葦平
 洗礼と論語素読
 川筋の気質
 家族に対する情
 対人恐怖症
 精神の転機
 典型的な日本人主婦
 宗教の「共通性」

2 アフガニスタン、命の水路
 よみがえる大地
 「時差」四時間半
 マドラッサ
 家族
 命の重さ
 自爆テロ
 後始末
 流れ弾があたる
 安全の限界
 参議院、二〇〇八年十一月

3 パシュトゥンの村々
 復讐の掟
 「戦争」の名分
 現地スタッフの変化
 ただ一人残って
 精神のよりどころ
 丸腰の米兵が水路を掘れば
 リウマチ熱、カイバル峠

4 やすらぎと喜び
 日々の楽しみ
 生きものたち
 これからの見通し
 「情を交わす」ハトの目
 縁の下の力持ち
 一人の父親
 アフガンの再生
 運命にみちびかれて

希望の一滴 中村哲、アフガン最期の言葉

希望の一滴 中村哲、アフガン最期の言葉
中村哲(著)
発売日: 2020-12-17

2019年12月にアフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の遺志を伝える一冊です。 10年間の新聞連載をまとめ、最期の寄稿も収録。 医師として始まった活動が、 1,600本の井戸掘りと5万人の命を支える用水路建設へと発展した軌跡を、 著者自身の言葉と多数のカラー写真で紹介しています。

戦乱と干ばつに苦しむ地域で、 水を通じて平和を実現しようとした中村医師の思想と実践が、 読者に深い感動と問いかけを与える書籍です。

(読者の口コミより)

・アフガンの地で、医者でありながら、その職にこだわらず、今必要なこと(砂漠化した土地の灌漑)を経験もないのに行おうとし、成し遂げた意志と行動力が素晴らしい。

目次

第1部 最期の言葉
第2部 73年の歩み
第3部 農村復興への道のり
第4部 水のよもやま話

学習まんが 世界の伝記NEXT 中村哲 (集英社版・学習まんが 世界の伝記NEXT)

学習まんが 世界の伝記NEXT 中村哲 (集英社版・学習まんが 世界の伝記NEXT)
二尋 鴇彦(イラスト), 和田 奈津子(著), ペシャワール会(監修)
発売日: 2023-07-26

集英社「学習まんが 世界の伝記NEXT」シリーズの中村哲氏編です。

中村氏がアフガニスタンで行った医療支援や農業支援の取り組みが、 分かりやすいまんが形式で描かれており、 子供から大人まで幅広い読者に彼の功績と信念が伝わります。 困難な状況下での中村医師の奮闘と、現地の人々との深い絆を通じて、 人道支援の重要性と彼の揺るぎない信念を紹介しています。

(読者の口コミより)

・子供にも分かりやすく、中村さんの偉業がうまくまとめられている。まだうちの子には内容を理解するのが難しそうだが、何度も読んでこうした高い志を持った日本人がいたことを知ってほしい。

目次

小さな昆虫学者
なんのために生きるのか
だれもやらないからわたしがやる
戦火のもとの診療所
子どもたちにきれいな水を
緑の大地をよびもどす
希望のバトン
中村哲の足あとにはSDGs達成のヒントがいっぱい!

武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方

武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方
宮田 律(著)
発売日: 2021-04-23

35年以上にわたりパキスタンやアフガニスタンで人道支援に尽くした 中村哲氏の生涯を描いた評伝です。

医師として現地でハンセン病の診療や医療支援に取り組むだけでなく、 干ばつに苦しむ村々のために井戸や用水路の建設にも尽力し、 多くの命を救いました。

その活動は人種や宗教を超えた利他の精神に貫かれ、 現地の人々から「カカムラ」と親しまれました。 平和とは何かを問いかける一冊です。

(読者の口コミより)

・中村哲さんの活動には、深く心を打たれる。世にはびこる間違った「積極的平和主義」ではなく、真の意味のそれを理解するためにも、多くの人に手に取って欲しい。

目次

第1章 中村哲医師が世界に示した平和主義
 戦争でテロはなくならない
 イラク戦争支持への反省を怠った日本 ほか

第2章 アフガニスタンでの三〇年間の苦闘
 食べることこそが平和をつくる
 食糧緊急支援に奔走 ほか

第3章 中村医師が見たアフガニスタンの社会
 アフガニスタンは世界一の親日国
 広島・長崎への原爆投下に対する同情 ほか

第4章 アフガニスタンの人びとは中村哲医師を忘れない
 善き行いとは―ルーミーの詩から
 多くの人に愛された「カカムラ」 ほか

第5章 コロナ禍の世界は戦争の空しさを説く
 「ブラック・ライヴズ・マター」
 軍事費削減を求めるアメリカ国民 ほか



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