理系の高校生におすすめの新書12選(2026年)
好奇心旺盛な理系高校生にオススメの新書を厳選!
新書は専門書とは違う読みやすさで、最先端の科学技術から社会問題まで、 幅広い知識を身につける最適なツールです。
新書なら単行本よりも価格が安く、通学カバンにも入れられて、 電車に乗っている間やちょっとした空き時間でも手軽に読むことができます。
ここでは理系の高校生におすすめできる新書を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
生物はなぜ死ぬのか (講談社現代新書 2615)
生物学の視点から「死」の意味を探る書籍です。 全ての生物が死ぬ理由として、食料や生活空間の不足、 そして「多様性」のためという2つの観点を提示しています。
進化の過程で「死」が生物に組み込まれ、 それが種の存続に重要な役割を果たしていることを解説。 また、老化のメカニズムや最新の老化抑制技術、 AIとの共存など、現代的な話題も取り上げ、 新しい死生観を提示しています。
(読者の口コミより)・理科系の人が書いた“人間の死”の本。 情緒に流されず、細胞レベルからの死。 死んで新しい人に席を譲るのは人間の進歩の為と考えれば、死ぬことに恐れはなくなる。
目次
第1章 そもそも生物はなぜ誕生したのか 天文学者になればよかった 「この世の始まり」を見る方法 ほか 第2章 そもそも生物はなぜ絶滅するのか 「変化と選択」 DNAとRNA、似たもの同士が存在する理由 ほか 第3章 そもそも生物はどのように死ぬのか 食べられて死ぬという死に方 食べられないように進化した生き物 ほか 第4章 そもそもヒトはどのように死ぬのか 2500年前まではヒトの寿命は15歳だった ヒトの最大寿命は115歳!? ほか 第5章 そもそも生物はなぜ死ぬのか 死はヒトだけの感覚 多様性のために死ぬということ ほか
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
分子生物学を専門とする福岡伸一氏が書いた
サイエンス・ノンフィクションの傑作です。
細胞に関するスケールの大きなドキュメンタリーであり、
過去の天才科学者たちの等身大の姿も描かれています。
学者とは思えない文才のある著者で、 この手の本としては異例の発行部数が85万部以上、 過去にサントリー学芸賞や新書大賞も受賞しています。
生物学に興味のある方はもちろん、 興味のない方でも一気に読んでしまうほど面白い書籍です。
(読者の口コミより)・野口英世の話やポスドク制度の話、不足したものを他が補って生きていく話、いろいろと心に残りました。
・素人にもわかりやすく、生物学の概論と研究の進め方、そして新たな生命観を示す。
目次
ヨークアベニュー、66丁目、ニューヨーク アンサング・ヒーロー フォー・レター・ワード シャルガフのパズル サーファー・ゲッツ・ノーベルプライズ ダークサイド・オブ・DNA チャンスは、準備された心に降り立つ 原子が秩序を生み出すとき 動的平衡とは何か タンパク質のかすかな口づけ 内部の内部は外部である 細胞膜のダイナミズム 膜にかたちを与えるもの 数・タイミング・ノックアウト 時間という名の解けない折り紙
カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス 2163)
全3巻の書籍で第1巻「細胞生物学」、第2巻「分子遺伝学」、第3巻「分子生物学」 となっています。
アメリカのハーバード大学やスタンフォード大学などの名門大学で採用されている 生物学教科書『LIFE』から、細胞生物学、分子遺伝学、分子生物学の3分野を 抜き出して翻訳したのが本書です。
文章とイラストの両方で丁寧に解説されていて、 イラストはカラーで美しく、見るだけでも楽しめます。
生物学に興味のある高校生だけでなく、 生物学を学び直したい大人にもおすすめの書籍です。
(読者の口コミより)・文章とイラストの両方で分かりやすく説明してあります。特にイラストは見ているだけでも楽しいです。
・カラーで美しく、読み物としても面白いです。
目次
第1章 生命を学ぶ 第2章 生命を作る低分子とその化学 第3章 タンパク質、糖質、脂質 第4章 核酸と生命の起源 第5章 細胞:生命の機能単位 第6章 細胞膜 第7章 細胞の情報伝達と多細胞性
ゾウの時間ネズミの時間: サイズの生物学 (中公新書 1087)
動物のサイズと生物学的特性の関係を探る書籍です。 体の大きさが動物の寿命、代謝、行動範囲などに与える影響を詳細に分析しています。
例えば、体重が16倍になると時間の流れが2倍になるという「1/4乗則」を紹介し、 生物の「生理的時間」という新しい概念を提示しています。 さらに、サイズに関わらず一生の心拍数が約8億回で一定であることなど、 驚きの事実も明らかにしています。
高校生から研究者まで興味深く読める、理系読み物のベストセラー書籍です。
(読者の口コミより)・今まで考えたことも無い視点で、とても新鮮で興味深い内容ばかりでした。寿命の長さで、それぞれが違う時間を生きているのだから、見えている世界も当然違うのでしょうね。
・学校で学んだのは生物学の入り口だった。この本で生物学の奥深さを知った。
目次
第1章 動物のサイズと時間 第2章 サイズと進化 第3章 サイズとエネルギー消費量 第4章 食事量・生息密度・行動圏 第5章 走る・飛ぶ・泳ぐ 第6章 なぜ車輪動物がいないのか 第7章 小さな泳ぎ手 第8章 呼吸系や循環系はなぜ必要か 第9章 器官のサイズ 第10章 時間と空間 第11章 細胞のサイズと生物の建築法 第12章 昆虫―小サイズの達人 第13章 動かない動物たち 第14章 棘皮動物―ちょっとだけ動く動物
バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)
キャッチーな本のタイトルや奇抜なカバー表紙に目を引かれますが、 昆虫学者(通称:バッタ博士)がアフリカのモーリタニアの研究所で バッタのフィールド研究をする様子を描いた本です。
日本とは全く常識が異なる異国で、 著者が奮闘する様子が面白くかつ真面目に書かれていて、 バッタに興味のない方でも楽しく読めます。
中高生から大人まで幅広い方におすすめできる一冊です。
(読者の口コミより)・作者のユーモアを交えながら、モーリタニアという国の厳しさと人の温かさ、バッタ研究の過酷さが綴られたドキュメンタリー。時おりクスッとくるエピソードを挟みながら、気付けば作者にエールと拍手を送りたくなる。
目次
第1章 サハラに青春を賭ける 第2章 アフリカに染まる 第3章 旅立ちを前に 第4章 裏切りの大干ばつ 第5章 聖地でのあがき 第6章 地雷の海を越えて 第7章 彷徨える博士 第8章 「神の罰」に挑む 第9章 我、サハラに死せず
バッタを倒すぜ アフリカで (光文社新書 1305)
25万部突破の『バッタを倒しにアフリカへ』の続編。
著者が13年にわたり世界各地で続けてきたバッタ研究の最前線と、 その研究人生を描いたノンフィクションです。 モーリタニアやモロッコを中心に、アメリカ、フランス、日本を舞台に、 食糧危機を引き起こすバッタの大発生を防ぐ鍵となる「生殖行動」の研究に挑みます。
大発生の年にしか観測できない過酷なフィールドワーク、論文発表までの長い道のり、 人との出会いが研究を前進させる様子を、ユーモアたっぷりに描写。 学術的な内容を噛み砕いて説明しつつ、冒険譚や人間ドラマとしても楽しめる一冊です。
(読者の口コミより)・何かに夢中になる素晴らしさや、研究についてを爆笑しながら学べる良書
・私史上最長新書本ながら、面白く一気読みでした。
目次
第1章 モーリタニア編―バッタに賭ける 第2章 バッタ学の始まり 第3章 アメリカ編―タッチダウンを決めるまで 第4章 再びモーリタニア編―バッタ襲来 第5章 モロッコ編―ラボを立ち上げ実験を 第6章 フランス編―男女間のいざこざ 第7章 ティジャニ 第8章 日本編―考察力に切れ味を 第9章 厄災と魂の論文執筆 第10章 結実のとき
進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)
神経薬理学、光生理学を専門とする著者が、 高校生にもわかるように脳科学の研究成果を解説しています。
意識とは何か、記憶のメカニズム、脳のダイナミック性、 アルツハイマー病の原因など高校生向けの講演会の内容が 書かれています。
著者の池谷裕二氏は他にも「脳には妙なクセがある 」などの おもしろいタイトルのヒット作品が複数あります。 脳について興味のある方は、 この本だけでなく著者の他の本も読んでみることをおすすめします。
(読者の口コミより)・本書のおかげで、認知、思考、感情など、常時自分の頭の中で絶えず起きていることについて、 ちょっと距離を置いて見つめなおすきっかけになりました。
目次
第1章 人間は脳の力を使いこなせていない 講義をはじめる前に みんなの脳に対するイメージを知りたい ほか 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない 「心」とは何だろう? 意識と無意識の境目にあるのは? ほか 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない 「あいまい」な記憶が役に立つ!? なかなか覚えられない脳 ほか 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる 神経細胞の結びつきを決めるプログラム ウサギのように歩くネズミ ほか 第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか なぜ脳科学を研究しようと思ったのか? 手作り感覚こそが科学の醍醐味 ほか
なんのために学ぶのか (SB新書)
池上彰氏が「学び」の本質に迫る一冊です。 勉強がつまらないと感じる人にも、学ぶことの喜びを伝えます。 池上氏は学びを「人を知ること」「自分を知ること」と捉え、 それが生きる力につながると説きます。
高校時代に「対数は役立つ」と気づいた経験や、 失敗から学ぶ重要性も紹介。 さらに、人生を豊かにする読書や、 AI時代に必要な人間理解についても触れています。 学びの意義を再確認でき、全世代におすすめの一冊です。
(読者の口コミより)・池上彰さん流の優しい語り口調で、 読みやすく1~3ページで一区切り、といった読み物です。 読書があまり好きでない人や、中学生の朝読書なんかにもいいのではないかと思います。
目次
1章 勉強が好きじゃなくてもいい―おもしろいことが一つあればいい 「明日死ぬことがわかっていても勉強したい」 高校生の時に知りたかった「対数は役に立つ!」 ほか 2章 どうして勉強しなくちゃいけないの?―学校で学ぶということ 上から押しつけても勉強しない 大学で学ぶとはどういうことか ほか 3章 失敗・挫折から学ぶ―こうして「池上彰」ができあがった なるべく早いうちに挫折を経験しておく 自動車免許の学科試験に落ちた ほか 4章 読書が好き―よい本との出合いは人生の宝だ 『読書について』ショウペンハウエル 『君たちはどう生きるか』吉野源三郎 ほか 5章 生きることは学び続けること―なぜ、私が学び続けるのか そもそも人間って、どういうものだろうか 人間がわかっていないと、AIも役に立たない ほか
元素周期表で世界はすべて読み解ける 宇宙、地球、人体の成り立ち (光文社新書)
元アナウンサーでもあり、医学博士でもあるユニークな経歴の著者が書いた、 周期表の仕組みが良くわかる入門書です。
周期表がなぜあのような表になっているのか? 縦と横のつながりなど、周期表のルールを 中学生や高校生にもわかるように一から解説しています。 さらに健康と元素の関係、内部被爆のメカニズム、レアアースなども 周期表を基に説明しています。
化学に興味のある方だけでなく、 化学の学習で周期表にあまり興味が持てない方にもおすすめの書籍です。 周期表の見方が変わります。
(読者の口コミより)・元素や分子といった言葉の意味も知らずに、スイヘイリーベ と覚えていたことの 意味がやっとわかるという、目から鱗の本です。 元素の出生の生い立ちや、核分裂、核融合といった言葉の意味も、門外漢にも分かるということがすばらしい。
目次
第1章 周期表には何が書かれている? 第2章 周期表から宇宙を読み解く 第3章 化学反応を繰り返す人体 第4章 私たちはなぜ、動くことができるのか 第5章 レアアースは“はみだし組”ではない! 第6章 美しき希ガスと気体の世界 第7章 周期表からリスクと健康を見きわめる
昆虫はすごい (光文社新書)
昆虫学者として有名な丸山宗利氏が書いた昆虫の本で、ベストセラー書籍です。
私達人間からすると、一見昆虫は下に見がちです。 しかし人間がやっている行動や生じる物事のほとんどは、 すでに昆虫がやっていることだと教えてくれます。 農業、牧畜、建築、戦争、奴隷制、共生など、 人間社会で起こっていることの多くはすでに昆虫界でも存在していることがわかります。
昆虫を始めとする生物に興味のある方におすすめの一冊です。
(読者の口コミより)・昆虫達の奇想天外な生態が紹介される。著者は蟻の研究者なので、蟻にまつわる話が多いが、身近な庭の虫から密林や砂漠の虫まで、人間にはとても不可能と思われるとんでも生態が、次々と紹介される。
目次
第1章 どうしてこんなに多様なのか 昆虫の多様性 昆虫ってなに? ほか 第2章 たくみな暮らし 収穫する 狩る ほか 第3章 社会生活 社会生活を営む昆虫 狩猟採集のくらし ほか 第4章 ヒトとの関わり ヒトの作り出した昆虫 昆虫による感染症 ほか
農学が世界を救う!――食料・生命・環境をめぐる科学の挑戦 (岩波ジュニア新書)
一言で農学と言っても多くの分野に分かれていて、 農業経済学、生命科学、環境科学などのそれぞれの分野の専門家が 農学についてわかりやすく書いた本です。
岩波ジュニア新書なので中高生向けに書かれており、 学術的な細かい話よりは、 その分野の背景や問題点、立ち位置などを解説しています。
農学部への進学を考えている方に特におすすめの一冊です。 この本を読むとなぜ農学部に多くの学科やコースがあるのかがわかります。
(読者の口コミより)・この本を読むと農学の守備範囲の広さに驚く。 中高生向きに書かれているそうですが、一般成人にも大いに役立つ。
目次
第1章 農学って、どんな学問? まるで小さな大学 ものづくりと農学 ほか 第2章 いま、農学が社会から求められていること 食料問題とどう向き合うか 経済成長とどう向き合うか ほか 第3章 食料科学の新たな役割を考える 食料科学って何だろう 化学でとらえる農作物生産 ほか 第4章 生命科学へのいざない 「生命科学」と「農学」 「生命科学」を支える新しい技術 ほか 第5章 環境科学の挑戦 環境科学って何だろう 生物による生態系サービスと農業との関わり ほか
宇宙はなぜ美しいのか カラー新書 究極の「宇宙の法則」を目指して (幻冬舎新書)
宇宙に関する本を多数出している著名な物理学者の村山斉氏による 宇宙の美しさについて書いた本です。 とくかく宇宙の写真がキレイなので、 写真を見ているだけでも癒されます。
宇宙の美しさの秘密は「高い対称性」「簡潔さ」「自然な安定感」 の3つにあると解説し、宇宙の美しさやスケールの大きさ、面白さが 写真や文章を通して伝わってきます。
宇宙に興味のある方だけでなく、 たまに眺めるだけでも目と頭の保養になる一冊です。
(読者の口コミより)・本文も、門外漢にわかりやすいように書かれています。こんな宇宙の写真が撮れるようになったんだ!と科学の進歩に驚きながら読みました!
・上質な紙に鮮明で美しいカラー写真が多く掲載され、写真だけ見ていても宇宙の神秘を感じられます。
目次
第1章 宇宙はこんなに美しい ガリレオが望遠鏡で見た月は美しかったか 地球を自撮りしてみたら ほか 第2章 美しさの秘密「対称性」とは? 偉大な物理学者は宇宙の「美しさ」をどう語ったか 高い対称性・簡潔さ・自然な安定感 ほか 第3章 「究極の統一理論」という夢 自然界を支配する物理法則には右と左の区別がない 「弱い力」だけは右と左を区別する ほか 第4章 対称性が破れた宇宙空間の根源には何がある? 法則の対称性がもたらす「御利益」とは? どんな対称性から何の保存則が導かれるか ほか 第5章 宇宙の現在の姿は奇跡なのか 不安定なものはいつか崩れる 陽子と中性子の質量がほぼ同じなのは奇跡なのか ほか
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