論理学をマスターする、おすすめ本9選(2026年)

論理学を学んで、思考をより明晰に

論理学は正しい思考の方法を研究する学問です。 論理学を学ぶことで、自分の思考を客観的に見つめ直し、より明晰な判断を下せるようになります。 論理学は学問としてはもちろん、ビジネスや日常生活においても役立ちます。

ここでは論理学を学ぶためのおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

論理トレーニング101題

論理トレーニング101題
野矢 茂樹(著)
発売日: 2001-05-15

著者が1997年に出した『論理トレーニング』を編集し直して、 練習問題を101題にまとめた書籍です。 練習問題のすべてに解答がついています。

構成は、「議論を読む」と「論証する」の2つに分けられ、 接続表現や議論の骨格、論証、演繹、推測などのトレーニングがあります。

論理学の入門書を読んだ後で取り組むと効果的な書籍です。 1回だけでなく、何度も解くことで身に付きます。

目次

1 議論を読む(接続表現に注意する;議論の骨格をつかまえる)
2 論証する(論証とはどのようなものか;演繹の正しさ・推測の適切さ;論証を批判的にとらえる)
(読者の口コミより)

・101問ある問題を解く作業には、目に見える文章に隠された目に見えない論理がわかる楽しみがあります。

・やっただけ鍛えられる

論理トレ-ニング (哲学教科書シリーズ)

論理トレ-ニング (哲学教科書シリーズ)
野矢 茂樹(著)
発売日: 2006-11-20

論理トレーニングの問題を解くことで、論理力が身に付く書籍です。

論理学の入門書を読んで、基本的なこと(特に形式論理学)を理解した後に 読むと効果的です。全くの初学者には難しいと思います。

内容は接続の論理、論証、演繹、議論の4つの章から構成され、 接続の構造や議論の組み立て、推論の技術、論文の書き方などを解説しています。

トレーニングを通して論理的思考力を身に付けたい方におすすめの一冊です。

(読者の口コミより)

・論理トレーニング101題よりやや難しく感じました。ドモルガンの法則など記号論理学の世界がやや持ち込まれているためと思います。とは言え説明は分かりやすく良著です。

目次

論理とは何か
1 接続の論理(さまざまな接続関係;接続の構造;議論の組み立て)
2 論証(論証の構造と評価;演繹と推測;価値評価)
3 演繹(否定;条件構造;推論の技術)
4 議論を作る(批判への視点;論文を書く)

まったくゼロからの論理学

まったくゼロからの論理学
野矢 茂樹(著)
発売日: 2020-02-28

論理学の初学者向けに、 予備知識のない方でも論理学を理解できるように書かれた書籍です。

大きく2部構成になっていて、第1部では記号を使わずに、日常の言葉の中から論理学を解説し、、 第2部では記号を使って現代論理学の基本的な体系である述語論理までを解説しています。

学習しやすいように、解説の後に問題、さらに練習問題を出して理解度を深める形式です。 途中にQ&Aも挟みながら、初心者が疑問に思いやすいことを説明しています。

論理学の初学者におすすめの一冊です。

(読者の口コミより)

・初学者が疑問にもちやすいことも、Q&Aも挟みながら書いてあるので、置き去りにしないよう配慮されているのも良いところ。1人で学べるテキストと言った感じです。

目次

1 日常の言葉に論理が生きている
 命題と真偽
 推論と演繹
 否定
 私たちはこれからどこに行こうとしているのか ほか

2 論理を扱う記号言語を作り出す
 論理学とはどういう学問か
 否定の意味
 連言と選言の意味
 論理式 ほか

論理学をつくる

論理学をつくる
戸田山 和久(著)
発売日: 2000-10-10

論理学を完成された知識として学ぶのではなく、 「なぜそう考えるのか」を理解しながら自分で組み立てていくことを目指した書籍です。

論理学の目的を明確にしたうえで、人工言語を作り、 意味や推論の仕組みを与えていく過程を解説しています。 命題論理や述語論理、自然演繹法といった基礎から、 非古典論理に触れる発展的内容まで段階的に学べる構成です。

練習問題や補足資料も充実しており、 独学でも論理的思考の土台を身につけたい人におすすめの一冊です。

(読者の口コミより)

・論理学を本格的に勉強したい人向けの本です。初歩から入門以上まで丁寧に解説されてる

・大作ですが、例題も多いので理解し易いです。

目次

第1部 論理学をはじめる
 What is THIS Thing called Logic?
 論理学の人工言語をつくる ほか

第2部 論理学をひろげる
 論理学の対象言語を拡張する
 おおっと述語論理のセマンティクスがまだだった ほか

第3部 論理をもう1つの目で見る
 自然演繹法を使いこなそう
 シンタクスの視点から論理学のゴールに迫る

第4部 論理学はここから先が面白い!進んだ話題のロードマップ
 めくるめく非古典論理の世界にようこそ!
 古典論理にもまだ学ぶことがたくさん残っている

入門!論理学 (中公新書 1862)

入門!論理学 (中公新書 1862)
野矢 茂樹(著)
発売日: 2006-09-25

論理学の入門書ですが、 上で紹介した書籍『まったくゼロからの論理学』より、難易度は上がります。

論理学の基礎から、命題論理、述語論理、証明論、形式論理学など、 幅広い分野を扱いながら、論理学の本質に迫ります。

また、日常の言葉を素材にして、ユーモアを交えた文章で説明しているため、 初めて論理学に触れる方でも、楽しみながら学ぶことができる一冊です。

(読者の口コミより)

・論理学を使えるようになる、というよりは、論理学の考え方を知れる本だと感じました。

目次

第1章 あなたは「論理的」ですか?
第2章 「否定」というのは、実はとてもむずかしい
第3章 「かつ」と「または」
第4章 「ならば」の構造
第5章 命題論理のやり方
第6章 「すべて」と「存在する」の推論

一歩ずつマスターする 論理学入門

一歩ずつマスターする 論理学入門
峯島宏次(著)
発売日: 2025-03-17

論理学の基本から「証明」の組み立て方までを解説した入門書です。 自然演繹の証明体系を中心に、哲学や数学、情報科学、 認知科学など幅広い分野で役立つ論理的思考力を養えます。

豊富な練習問題や証明図、詳しい解答・解説が用意されており、 初学者でも無理なく学べる構成です。 発展学習用のサポートページや文献案内も充実しており、 論理学の面白さを実感しながら着実に力をつけたい方におすすめの一冊です。

目次

第1章 論理学の問題
第2章 日本語文の記号化と形式言語
第3章 命題論理の意味論
第4章 命題論理の証明論
第5章 述語論理の形式言語
第6章 述語論理の意味論
第7章 述語論理の証明論
解答と解説

詭弁論理学 改版 (中公新書 448)

詭弁論理学 改版 (中公新書 448)
野崎昭弘 著(著)
発売日: 2017-04-19

「押しの一手の強弁」や「相手を丸め込もうとする詭弁」を見破るための本で、 論理学のあそびや論理パズルを通じて、強弁や詭弁の正体を見抜く方法を紹介しています。

人食いワニのパラドックスや死刑囚のパラドックスなど、 興味深い論理パズルが収録されており、 ギリシャの哲人・ソクラテスから寅さんまでが登場する、 楽しめる論理学の本となっています。

(読者の口コミより)

・詭弁、読んで字の如く人の怒りを買う屁理屈のお話。何かにつけて「だって〜じゃん」とか言ってくる人。論点をすり替えイラつかせる人。ちょっと深い話もあるけど割と浅めによくまとまっている。例えも分かりやすくて良かった。

目次

1 議論の種々相(議論べたの悩み;無理押しの強み ほか)
2 強弁術(強弁術の誕生;小児型強弁 ほか)
3 詭弁術(詭弁術の誕生;強弁との境 ほか)
4 論理のあそび(やさしいパズル;説得ということ ほか)

はじめての論理学 -- 伝わるロジカル・ライティング入門 (有斐閣ストゥディア)

はじめての論理学 -- 伝わるロジカル・ライティング入門 (有斐閣ストゥディア)
和久, 篠澤(著), 明宏, 松浦(著), 光郎, 信太(著), 景楠, 文(著)
発売日: 2020-10-28

論理学の基礎を解説した書籍ですが、 メインは「論理的な文章を書くための基本」を解説した書籍です。

接続表現や文章構造から三段論法、説得のための論法、検証型反論、代案型反論など、 議論やライティングに欠かせないポイントを学べます。

レポートや論文で論理的な文章を書く必要がある方におすすめの一冊です。

(読者の口コミより)

・本文193ページとコンパクトでありながら、文章は平易。論証や反論の仕方が記号抜きに学べる。

目次

第1部 日本語と論理―伝えるためのマナー
 言葉の使い方を学ぶ―学んで知るということ
 日本語と論理―言葉の建築物をつくる

第2部 議論の日本語―論文をめざして
 文と文のつながり―接続表現を学ぶ
 論文の仕組み―パラグラフを使いこなす
 論文の設計図

第3部 議論の論理―さまざまな論法と反論
 論証の定石―思いを論理的に伝える
 反論の定石―ロジカルな論争のために
 反論の実践

第4部 論証構成の記号化―ツールとしての記号論理
 記号論理の基礎―推論の型を形式化する
 記号論理の応用―三段論法による議論

大人のための学習マンガ それゆけ! 論理さん (単行本)

大人のための学習マンガ それゆけ! 論理さん (単行本)
仲島 ひとみ(著), 野矢 茂樹(監修)
発売日: 2018-10-31

マンガで楽しく学べる論理学の入門書です。

4人の高校生たちが学校の先生の指導のもと、論理学を学ぶ様子を描いています。 マンガ、解説、問題演習という構成になっており、 命題と真偽、条件文、必要条件・十分条件、逆・裏・対偶、推論、演繹、帰納などの 論理学で必要な基礎知識を学ぶことができます。

楽しみながら論理学を学びたいかたにおすすめの一冊です。

(読者の口コミより)

・とても分かりやすく、とても読みやすく、そして楽しい。こんな楽しい本で論理学が学べられるなんて、今の高校生は恵まれているなあ。

目次

論理って何だろう?
ただしメーダイに限る―命題と真偽
違う、そうじゃない!―否定
コーヒー、紅茶、それとも両方?―かつとまたは
もしも明日が晴れならば―条件文
これが必要、これで十分―必要条件・十分条件
ポチは犬、犬はポチ―逆・裏・対偶
だから、そうなんだ!―推論
ひとつではない、冴えたやり方―論理法則
隠れた前提を探せ!―演繹の評価
「すべて」と「ある」の話―述語論理
真実はいつもひとつ!とは限らない―帰納・仮説形成の評価